企業のホームページに入れるべき項目(コンテンツ)とは?

魅力的なホームページを作るためには、事前にどんなコンテンツを掲載するかというコンテンツ設計を行わなければなりません。充実したコンテンツを掲載した会社が、ホームページを売り上げ増のツールとして活用できています。

今回は企業のホームページに入れるべきコンテンツについてお話ししたいと思います。

コンテンツとは?

そもそもコンテンツとは何かと言うと、サイトに掲載されている一つ一つの情報のことで、具体的には「会社紹介」「商品紹介」などのページのことです。そしてコンテンツ設計とは、いくつかのコンテンツを効果的に配置することでホームページを魅力的にすることだとお考えください。

コンテンツの考え方

・求められるコンテンツとは

どのようなコンテンツを求められるかを明らかにして、発信するためには、以下のステップで検討を進めます。

・自社のターゲットを明確化する
・ターゲットのニーズをピックアップする
・ニーズの解決策をリストアップする
・解決策をコンテンツ化して発信する

まず、自社で得意とする、他社と差別化しうる商品やサービスのお客様はどのような対象なのかを検討します。

自分達の会社の商品やサービスの中で、顧客が何を求めるか、何をお悩みにするかをピックアップします。

それに対しての有益な情報を、優先順位をつけてリストアップします。

このように、先にコンテンツごとの必要性や需要を考え、ターゲットに求められる情報を発信すべく、コンテンツを準備するわけです。

・自社の特徴を最大限に知ってもらう

ファーストビューで「知りたい情報がある」「自分にとって価値がある」と判断したユーザーは、次の行動に移ります。

欲しい情報が明確に決まっているユーザーは、すぐにグローバルナビゲーションから下層ページにアクセスするでしょう。下層ページだと詳しい情報が取得できるためです。

一方、欲しい情報が明確に決まっていないユーザーは、ファーストビューの下部にあるコンテンツエリアから、さらにホームぺージ全体の概要を掴もうとします。

そのときに訴求したいのが、「自社の特長」です。次の章で説明します。

企業のホームページに必要なコンテンツの例

・自社の特徴を伝えるためのコンテンツ例

ホームページのトップに載せることの多い「自社の特徴」ですが、具体的には以下の5つが揚げられます。

  • 自社の強み
  • 自社を活用するメリット
  • 自社が選ばれる理由
  • 導入事例(お客様の声)
  • 実績(導入社数、利用ユーザー数

自社の特徴を伝えられれば、ユーザーがさらに興味を持つため、下層ページを読んでもらえる可能性が増えます。

ここで意識したいのは、企業の特長を端的に伝えることです。
前述のとおり、トップぺージに詳しい情報を盛り込みすぎると、ページが長くなり、ユーザーが情報を取得しづらくなります。

・「ホーム」「トップページ」に必要なコンテンツ例

・重要なお知らせ欄

 通常のお知らせとは別に、“重要なお知らせ欄”は必ず用意しましょう。

 臨時休業であったり緊急の連絡事項であったり、運用面に入ってから必要性に気づく場合が多いですが、重要なお知らせ欄は実は必須です。通常のお知らせ欄と兼用すると、他のお知らせに必ず埋もれてしまいます。

・SNSなどの外部サイト(姉妹サイト)

 TwitterやFacebookなどのSNSや、採用サイトなどの外部サイトを運用している場合は忘れずに入れましょう。ホームに掲載するというよりはヘッダーやフッターに入っていることが多いコンテンツです。

・目玉コンテンツへの導線

 製品の仕様は「製品案内」のページに。沿革は「企業情報」にというように、ホームページの構成が整理されてくると、ホームには何を掲載すればよいのかわからなくなります。

そこでもうひと思案して、“目玉コンテンツへの導線”を設置しましょう。

そのホームページで特に見てほしいコンテンツが要約されていると、トップページが良いガイド役になります。

・「製品情報」「事業内容」に必要なコンテンツの例

・導入事例(お客様の声)

 自社の製品やサービスを利用したユーザーが、どこをどのように評価したのか?

「お客さまの声」を掲載しましょう。顧客の声を製品やサービスに反映する、顧客満足に配慮する真摯な企業として印象づける効果があります。

・「企業情報」「会社案内」に必要なコンテンツの例

・会社の強み

前述した通り、会社の製品、サービスが他社とはどう差別化され、なぜ選ばれているのかを分析し、あなたの会社の“強み”をしっかりと掲載しましょう。多くの企業では、明確な差別化ができているわけではなく、“強み”を明文化する事が重要になります。

・売上高、従業員数

企業ホームページにおいて、資本金の情報を掲載しないことはまずありませんが、売上高や従業員数を掲載しないケースがよく見受けられます。企業のホームページは与信調査にも使われ、売上高や従業員数は非常に重要な判断材料(信用情報)となります。

・商圏となる地域

会社の商圏(地域名)を明記しないとGoogleの検索結果で見つかりにくくなってしまいます。ホームページの本文には、地域名をキーワードとして絶対に含めましょう。
(例:弊社は福岡県福岡市を中心に広告業を展開しております。etc.)

こうすることで、Googleはあなたのビジネスがその地域に関連していると判断し、検索結果も変わってきます。

あなたの会社が地域に根差したビジネスをしているのであれば、変わり種として「地域とのかかわり」のようなコンテンツを掲載しても良いですね。

・アクセス

通常、交通アクセスのご案内はGoogleマップを埋め込めば楽なのですが、電車やバスに限らず、目印となる交差点や道路の一方通行など、アクセスの際に注意事項がある場合はさらに配慮して、簡略化したわかりやすい地図も掲載しましょう。また、駐車場の台数、最寄りのインターチェンジなど遠方からの経路なども掲載から漏れやすいので注意しましょう。

・「お問い合わせ」に必要なコンテンツの例

・お問い合わせから返信までの目安

お問い合わせフォームを送信した後に表示するメッセージ(あるいは自動返信メール)には、返信までの日数を目安として掲載しましょう。(必ず営業日の日数で!)

・迷惑メールに振り分けられないための注意文章

企業ではなく個人がホームページのメールフォームから問い合わせた場合、自動返信メールが迷惑メールとして処理されてしまう可能性が高くなります。そうなると重大な機会損失です。注意文を掲載して事前に注意喚起しましょう。細かいですが、自動返信メールのドメインも明記すると、ユーザーは迷惑メールフィルタに除外設定できるので親切です。

・メールフォームの添付ファイル欄

技術寄りの話になりますが、メールフォームには添付ファイルの欄を設けましょう。新たな引き合いであれば、資料が添付されていると、より具体的な返答ができますし、求人情報へのエントリーであれば、履歴書が添付されていると、より効率的な採用選考ができます。

まとめ

いかがでしたか?ホームページの内容といえども様々な配慮が必要だと思います。本業の傍ら、こういったホームページの原稿を作成するのは本当に大変です。効果を生むホームページにしたいのであればなおさらです。

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