SNSのことを語ります【Instagram/Facebook/Twitter/LINE】

「SNSはタダだから」

そんな感じでSNSをやっていませんか?

基本そんな感じでいいとも思うんですが、活用するために知っておいた方がいいことはあります。あくまでもこのブログはホームページ制作会社「WEBRU」のブログです。ホームページの基本的な役割として「集客」があります(集客がホームページの存在価値ではないと個人的には考えたりしますが)。SNSはそれ単体での広告宣伝効果もありますが、上手く活用することでホームページへのトラフィックをかなり増やすことが可能です。

そんなこんなでこの記事では、代表的なSNS(インスタグラム/フェイスブック/LINE/Twitter)について語りたいと思います。

1)SNSの特徴を知る

まずはそれぞれのSNSのユーザー層を把握しましょう。
ご存知だとは思いますが、それぞれのSNSは利用しているユーザー層(年齢や性別)が異なります。今回は代表的な4つ「Instagram」「Facebook」「Twitter」「LINE」についてご紹介します。因みに私は職業柄ここから紹介する全てのSNSを利用しています。(だから何だという話ですが…)

1−1)Instagram(インスタグラム)

まずは「インスタ映え」でお馴染みのインスタグラム。スマホで撮った写真を投稿するSNSです。日本では約3,300万人が利用し、その内の60%近くが女性のユーザーです。また、その中でも特徴的なのは20代~30代の女性ユーザーが最も多いことです。

1−2)Facebook(フェイスブック)

基本的に実名での利用が原則の「Facebook」。「フェイスブックはおじさんが多い」と言われていますが、実際のデータでは40代より20代~30台のユーザーの方が利用率は高く、男女比も差がありません。またフェイスブックは他のSNSに比べて幅広い年齢にに30%~40%近くユーザーがいることは大きな特徴です。

でも実感では、やっぱりどちらかというと男女比はおいといて、比較的年齢層は高めな感じがしますね。

1−3)LINE(ライン)

利用者数でいうと圧倒的なのがLINEです。
これは用途そのものに依る部分が大きいですが、日本では実に80%以上がLINEを利用しています。年齢層や性別関係なく、スマホユーザー(平成30年度は87%)の殆どが利用しています。

すごくどうでもいいですが、私はLINE電話が苦手です。

1−4)Twitter(ツイッター)

利用年齢層は20代までは実に70%近いユーザーが利用しています。

近年の特徴としては30代のユーザーが増加傾向にあり、平成29年度に比べて10%近く増加しました。男女比率も殆ど差がありません。

2)SNSをビジネスで活用する

SNSをビジネスの宣伝の場で活用する場合、当たり前ですが多くの人にフォローしてもらう(または多くのフォロワーを持つ人に拡散してもらう)必要があります。フォロワーが殆どいない場合はどんなに頑張っても投稿が人目にふれることはあまりありません。「SNSはタダ」これは事実ですが、無料で広告宣伝に利用する!というのは私はあまりお勧めしません。もちろんSNSの拡散性を否定するつもりは毛頭ないのですが、「タダで宣伝できる!」「無料でやる!」「お金を払うなんてもったいない!」ということに執着しすぎて、結局まともに宣伝できていないことが多いからです。
運よく「バズる」ことはあるかもしれませんが、多くの企業がお金というリソースを広告宣伝に割いているにも関わらず、自分だけは「無料でいい」なんてことは無いと思っておいた方がいいかなと思います。

個人的にスタートでお勧めなのは「インスタグラム広告」と「フェイスブック広告」。

この2つはターゲティングがかなり細かく設定できるので、狙ったところにピンポイントで広告を配信することができます。コストにしてもそもそも他の広告に比べて安価で開始できることや、SNSの特徴を基に効果的な使い分けをすることが可能です。
もうひとつは「購買力・購買欲求が高い層」にアプローチしやすいです。TwitterやLINEはかなり広い範囲に広告可能ですが、商品によってはちょっと広すぎる気がします。

3)SNSは万能ではない

無料で取り組むにせよ、広告を配信するにせよ、注意点としてはSNSは万能ではないことです。SNSはそれぞれのサービスでユーザー層に差はあるとしても、基本的に30代までの若年層ユーザーが多く、それ以上のユーザーに対しての宣伝力は弱くなります。

同様にカバーできるのが当然SNSユーザーに限られます。LINEなら87%!と考えられなくもないですが、LINEの基本的な用途を考えると今のところ広告宣伝という意味ではやや他のSNSより使いにくいです。結局、もっと多くの層にアプローチするならば、紙媒体やその他のオウンドメディアも含めた総合的なアプローチがポイントとなってきます。

4)まとめ

これまでは各SNSのユーザー層や広告の特徴について書いてきましたが、
最後に総務省が発表した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(平成30年/令和元年発表)」をご紹介します。

この調査報告書によると、それぞれのSNSの利用率は多い順に

LINEが82.3%、Twitter37.3%、インスタグラム35.5%、フェイスブック32.8%となっています。
利用者数でいうとLINEが圧倒的ですが、これは単純な情報のやりとりに優れるLINEの特性によるものでしょう。上記で紹介しているユーザー層の分布もより詳しく分析されていますので、興味のある方はぜひ一読ください。

「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」について詳しくはこちらのリンクからご覧になれます。

https://www.soumu.go.jp/iicp/research/results/media_usage-time.html