【初心者でもわかる】SEO対策のキーワード選定方法とポイント!

SEO対策

ホームページを制作したものの、ページへの訪問者数(サイトへの注入数)が思うように増えずお困りの方、いらっしゃいませんか。
ホームページについて調べたりしていると「SEO対策が大切!」と解説している記事などが多く出てきます。
しかし、SEO対策(検索エンジン最適化)と聞くと、専門用語などが多くて難しいといったイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
しかし、SEO対策は「検索エンジンが求めるもの」と「検索ユーザーにとって本当に役立つものが何か」を抑えておくと意外と理解しやすいものでもあります。

そんなSEO対策の中でも今回は「キーワード選定」についてPICK UPしてご紹介します。
SEO対策をする上で、「キーワード選定」について考えたことはありますか?
「重要だということは理解しているけど、いまいちその理由がわからない」
「正しいキーワード選定方法がわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
SEO対策の中でそもそもなぜ「キーワード選定」をする必要があるのかという概要から、キーワード選定の具体的な方法までを初心者の方でもわかるように解説していきます。

そもそも、SEO・SEO対策におけるキーワード選定って何?

SEO対策で成果を出すためには、キーワードについて詳しく知っておくことが重要です。そもそもSEOとは何なのか、なぜキーワードが重要なのかを理解しておきましょう。

SEOとは

SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」のことで、検索エンジンで上位表示させるための施策のことを言います。
SEO対策を行い、狙った検索キーワードで上位表示されるようになることで、自社で望んだ潜在顧客とより多く接点を持つことができます。Webマーケティングの中でも、成果を上げるために重要な施策の一つです。

上位表示を獲得できるメリットとして、多くのユーザーから流入数が期待できる他にも、自社サイトやブランド、サービスの認知度を高めることなどが挙げられます。
また、SEOは広告とは異なり即効性はないものの、コツコツと対策を行うことでサイトに情報半永久的に残り続けます。
そのため、作成したサイトやコンテンツ自体が資産となるという点は、広告にはないメリットです。

上位表示を狙うには、ユーザーにとって使いやすいサイトを構築することや、検索エンジンに正しくサイトの情報を伝えて評価してもらうことが必要になります。

キーワード選定とは

初心者でもできるSEO対策の一つとして「キーワードの選定」が挙げられます。

そもそも検索されにくいキーワードをテーマにしていたり、ユーザーの検索意図から逸れた内容のコンテンツを作成したりしていては、集客効果を求めるのは難しいのが現実です。

キーワード選定については次のようなステップで行っていくのが一般的です。

1)ターゲットを決める(ペルソナ設定)
2)ターゲットが考える課題を書き出す
3)メインのキーワードを決める
4)メインのキーワードと関連するキーワードを幅広くリストアップする
5)SEO対策を行うキーワードの優先順位をつける

ある程度キーワードを選出した後は、実際にどれくらい検索されているか(検索ボリューム)や、ほかに関連するワードがないかを調べるほか、競合サイトがどんなキーワードで上位表示を獲得しているのかなどを調査します。
キーワード選定のステップについては記事の後半で詳しく説明していますので、実際にキーワード選定する際の参考にしてみてください。

なんとなく思い浮かんだキーワードでコンテンツを追加しても、サイトの方向性や必要な内容がわからなくなってしまいます。
検索キーワードには、ユーザーの検索意図が隠されています。適切なキーワードを選定してSEO対策を行うことにより、自社の商品やサービスのニーズがあるユーザーの獲得につながります。
選定するキーワードを間違えてしまうと、情報を届けたいユーザーに見てもらえない、検索順位が上がってもユーザーの流入が少ないといった結果になりかねません。
狙ったユーザーに自社サイトの商品やサービスを届けるためにも、キーワード選定は非常に重要です。

SEOキーワードの種類と分類

SEO対策のためにキーワードを選定する際は、キーワードの種類や分類についても知っておくと考える際のヒントになります。
一般的にキーワードは「検索ニーズ」と「検索ボリューム」を基準に分類していきます。

検索ニーズ

ユーザーの検索ニーズによって、「したい」「知りたい」「行きたい」「買いたい」の4種類のキーワードがあります。それぞれの特徴を解説していきます。

★Doクエリ(〜をしたい)
「〇〇をやりたい」といった、行動を起こしたい意図があるキーワードを指します。例として「ホームページ 制作」「SEO対策 方法」といったキーワードが挙げられます。

★Knowクエリ(〜を知りたい)
「〇〇を知りたい」といったニーズがある際のキーワードのことです。
情報を知りたい、問題解決したい、といった意図があります。
例として「コンテンツSEOとは」「BtoCとは」といったキーワードが挙げられます。
また、Knowクエリは他の3つに当てはまらないキーワード全般を指すこともあります。

★Goクエリ(〜に行きたい)
「〇〇に行きたい」といったニーズがあるキーワードのことです。社名や店名と「本社」「住所」など、場所を探すキーワードなどが該当します。

★Buyクエリ(〜を買いたい)
「○○を買いたい」といったニーズがあるキーワードのことです。
「新幹線 予約」「テレビ 通販」「コンサルティング 講演」など、購入や契約といったその先の行動につながるキーワードが該当します。

検索ニーズの4種類のキーワードについておわかりいただけましたでしょうか。
次は検索ボリュームについて解説いたします!

検索ボリューム

検索ボリュームによる分類は、
「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」の3種類です。

★ビッグキーワード

月間の検索数が10,000以上の、検索ボリュームが大きいキーワードのことを指します。「料理」「九州」「旅館」「ホームページ」など、1~2ワードで構成されることが多い点が特徴です。
ビッグキーワードである=そのキーワードで検索する人が多いということなります。検索結果で上位に表示されれば多くのアクセスを見込めますが、その分競合が多くなってしまいます。

また、ビッグキーワードはワード数が少ないため、様々な検索ニーズが予想されます。
「ホームページ」と検索したユーザーでも、「ホームページについて知りたい」「ホームページ制作会社を知りたい」「ホームページデザインをみたい」など、それぞれ欲しい情報が異なるのです。
ビッグキーワードで対策を行う場合は、こういった複数の検索ニーズを満たすコンテンツを作る必要があります。

★ミドルキーワード

月間の検索数が1,000~10,000で、2~3ワードで構成されることが多いキーワードのことを指します。「ホームページ」がビッグキーワードだとすると、「ホームページ制作」「ホームページデザイン」などがミドルキーワードになります。
ビッグキーワードよりも検索意図がわかりやすく、ターゲットを把握しやすい点が特徴です。
しかし、スモールキーワードよりは抽象的なので、細かいニーズの把握をすることは難しい場合もあります。ミドルキーワードがあることである程度のアクセスを得られることはもちろん、内部リンクの置きやすさにも影響があるため、SEO的に重要なキーワードだということができます。

★スモールキーワード(ロングテールキーワード)

スモールキーワードは「ロングテールキーワード」とも呼ばれます。月間の検索数が1,000以下で、3ワード以上になっていることが多いキーワードです。「ホームページ制作会社 熊本」「ホームページデザイン 住宅」などが例として挙げられます。

ビッグキーワードに比べると検索数はかなり少なくなりますが、競合が減るため検索上位を狙いやすいのが特徴です。また、3ワード以上あるためユーザーのニーズがわかりやすく、コンテンツ作成のためにも重要なキーワードです。

「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」の3種類についてお分かりいただけましたでしょうか。これまでにご説明した「検索ニーズ」「検索ボリューム」を踏まえて、次はキーワード選定のコツについてご紹介していきます。

SEO対策のキーワードの決め方のコツ

サイトのテーマや目的について

「商品やサービスを売りたい」のか、「情報を伝えたい」のか、Webサイトにはそれぞれ目的があります。例えば、「栄養食品」や「サプリメント」の情報が掲載されているサイトに、「ホームページ制作」に関するコンテンツが掲載されていると、ユーザーはどう思うでしょうか?
ユーザーが求めていない情報であることに加え、統一性のないテーマのコンテンツがあることで、ユーザーの不信感にもつながってしまいます。
そのため、まずはサイトのテーマを改めて明確にし、「申し込みを増やしたい」「商品を購入してもらいたい」など、どのような結果を求めるのかを明確に決めた上でキーワード選定を行っていきましょう。

キーワードの種類について

先ほど「検索ボリューム」についてご説明したように、キーワードには、検索ボリュームによって種類があります。
しかし、必ずしも検索ボリュームが大きいものがいいとは限りません。
検索ボリュームが大きいビッグキーワードは、検索数は多いですが競合も多いため上位表示させることが難しくなってしまします。
そのため、まずはスモールキーワードなど上位表示しやすいキーワードから対策するのがオススメです。検索数は少ないですが、ユーザーニーズを把握しやすいため、コンバージョン(成果)につながりやすいことがメリットととして挙げられます。

サイトのテーマや目的・キーワードの種類を考えながらキーワードを選定していきましょう。
キーワード選定の流れについてご紹介します。

SEOのキーワード選定のステップ

先ほどサラッとご紹介したキーワード選定について詳しく説明していきます。

1.ターゲットの悩みを書き出す
2.悩みごとにキーワードを考える
3.軸となるキーワードを決める
4.複合ワードを考える
5.最終的なキーワードを決める

この5つがキーワード選定に必要なステップです。

ターゲットの悩みを書き出す

まず、よく顧客に尋ねられる質問や、潜在顧客に想定される悩みを書き出していきましょう。
どんな人が自社のサービスに興味を持つかを考え、悩みの形式を言語化する必要があります。
よくある悩みを網羅的に書き出してみましょう。

悩みごとにキーワードを考える

それぞれの悩みを持っている人が、検索しそうなキーワードを検討します。
実際にそのキーワードを検索してみて、サジェストをチェックしましょう。
そうすることで、実際に検索されているキーワードを知ることができます。

③軸となるキーワードを決める

多数の検索キーワードと向き合い、検索サイト全体にとって重要なキーワードを選定します。
検索ボリュームが大きく、潜在顧客とのマッチングしているワードを軸にするとズレることがありません。

④複合ワードを考える

軸となる検索キーワードで検索順位1位を獲得するために、まずは複合ワードでSEO対策したページをつくっていくことが必要です。
まずは、軸となるキーワードで検索してみたときのサジェストキーワードなどを参考にして複合ワードを調べましょう。軸キーワードに他のキーワードをかけ合わせた複合ワードで1位をとることにより、軸となるキーワードでも上位に表示されやすくなります。

⑤最終的なキーワードを決める

様々な複合ワードを出したら、ユーザーニーズに合ったキーワードを絞っていきます。
ある程度絞れたら、検索ボリュームや競合サイトを調査してみましょう。
ビッグキーワードだと競合が多く、スモールキーワードだと大きな成果にはつながらない可能性があります。検討しているキーワードで実際に検索し、競合サイトをチェックして自社のWebサイトが上位に表示されるよう施策を考えることが大切になってきます。

競合サイトに勝てるかどうかはもちろん、ユーザーニーズなども考えながらキーワードを決定していく必要があります。

まとめ

今回は、SEO対策の中でも「キーワード選定」についてピックアップして解説いたしました。

せっかくSEO対策をしたつもりでも、キーワード選定をしっかり行われていないと、「狙ったターゲット層にサイトを見てもらえない」「検索順位が上がってもユーザーの流入が増えない」といった可能性があります。
ターゲットに自社サイトの情報を届けるためにも、適切なキーワードを選ぶことは非常に重要です。

キーワードを選ぶ際は、「検索ニーズ」と「検索ボリューム」をチェックすることも忘れないようにしましょう。
別記事でもSEO対策についてご紹介していくので合わせてご覧ください!

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