【企業価値を高める】Webブランディングの方法と手順

webブランディング

別記事で、Webブランディングの目的やメリットなどWebブランディングの基礎知識について解説いたしました。Webブランディングってなんだっけ?とお困りの方は、そちらの記事から読んでみてください。
今回の記事ではWebブランディングを実際に行っていく際の手順や注意点について詳しくご説明しています。広報担当の方や、これからWebブランディングに力をいれようと考えられている方はぜひ本記事を参考にしていただければと思います!

まずは、具体的にWebブランディングを行う方法についても簡単にご紹介します。

Webブランディングをおこなう方法

サイトのリニューアル

サイトのデザインや写真などは、そのお店・会社のイメージに大きな影響を与えます。ブランディングしたいイメージが固まっているのであれば、そのイメージに合うようなリニューアルを行いましょう。

例えば、木材にこだわるハウスメーカーならトップに木材の大きな写真、サイト内に木材に関する知識の記事を追加すれば「木材にこだわっているハウスメーカー」だと思ってもらえると思います。

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、サイトに役立つ情報や知識などの記事を増やす集客の手法です。そうすることで、Google側に良質なサイトと評価され、検索結果の上位に上がりやすくなります。
コンテンツSEOに関して詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事の一部で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

ペットについて検索したときに動物の病気のコラムが表示されたり、ホームページについて検索したらホームページ制作会社の情報ブログが表示されたりするのも、コンテンツSEOです。

さまざまなキーワードで検索した際に上位表示されれば、それだけ多くのユーザーの目につき、興味を持ってもらえるので、集客につながることが期待できます。

さらに、サイトを見たユーザーが「このお店(会社)は知識が豊富だから、利用するならここにしよう」と思えば、ブランディングにも繋がります。

SNSマーケティング

SNSマーケティングは、その名のとおりFacebookやX(旧Twitter)、Instagramなどで店名・会社名のアカウントを作成し、投稿で情報発信したり、ユーザーと交流したりするマーケティングの手法です。

たとえば、Twitterで積極的にユーザーの質問や相談に返答し、真摯に対応すれば「ユーザー思いのお店・会社だ」というイメージを持たれることもあります

また、Instagramなどで新商品を紹介するとき、いつも高級感のある雰囲気の写真を掲載すれば「洗練された商品を販売しているお店・会社」と思ってくれるかもしれません。

このようにユーザーから持ってもらいたい印象をもとに、SNSでふるまうことで、そのようにブランディングしていくことができます。

SNSにマーケティングについては、コンテンツマーケティングのこちらの記事内でご紹介しておりますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

Webブランディングの手順

実際にWebブランディングを行っていくための手順をご紹介します。企業の形態や扱う商品などによって手順は違いますが、大体の流れとしてご確認ください。

1.核となるBI(ブランド・アイデンティティ)やVI(ビジュアル・アイデンティティ)を決定する

まずはじめに、企業としてブランドの価値やコンセプトを明確に確定します。ユーザーにどういったイメージを持ってほしいのかを決めることで、Webサイトにおいても一貫性のある洗練されたデザインを作ることが可能になります。

この中でも以下の3点が重要になります。

・自社・ブランドの価値やストーリーを紐解き、選ばれる理由(便益)を明文化する
・その上でWebサイト上でどんなことが伝われば価値が伝わるかを考え、サイト体験のゴールを設計する
・ブランド・サイトの中長期的な成長ビジョン(夢)を描く

BI(ブランド・アイデンティティ)やVI(ビジュアル・アイデンティティ)を決定することは、企業(自社)がどんな武器を装備して、競合他社と勝負するのかを決定する作業になります。

2.BIやVIをWeb上で表現するコンセプトを決める

BIとVIの決定した内容を基にして、Webのコンセプトや戦略を決めていきます。
ユーザー視点で考えたサイト分析やリサーチを行い、Webでユーザーにどういった体験をしてほしいのかブラッシュアップをしていきます。
Webサイトだけでなく、SNSや掲載メディア、実店舗やイベントなどユーザーとの接点となるものを把握し、WebサイトのUI/UXをデザインします。
WEBブランディングのターゲット層と、その層にどんなブランド価値を訴求するかを絞り込みます。そのうえで、WEBサイトをどんなコンセプトで構築し、運営するかを決定します。

3.決定したコンセプトを元にデザインやコピーなどのWebクリエイティブの作成

簡易的なデザインやワイヤーフレームの作成を経て、実際にWebサイト全体の作り込みを行います。企画から現在に至るまでのブランドへの理解度を活かしつつ、ユーザーと企業との接点となるWebサイトのデザインを構築します。

ブランドコンセプトがどれだけ丁寧に整理されていても、デザインで表現されなければユーザーの方々に伝わらないため、満足度の高いユーザー体験にとって重要な工程です。ブランドのことが気になったユーザーが、高い満足感を得られるWebサイトになるように作り上げていきます。

4.運用・検証・改善

商品やサービス同様に、Webサイトも使っていただくことでユーザーの記憶に残る「ブランド」になります。実際のアクセスデータをもとに、より使いやすく心地よいブランド体験を提供していくために、運用・検証・改善といったPDCA(Plan, Do, Check, Action)を素早く繰り返し、Webサイトを成長させていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はWebブランディングの具体的な手法と手順についてご説明いたしました!

Webブランディングは、ブランドイメージの浸透には時間がかかります。短期的に売上を伸ばしたいという場合にはあまり向かないかもしれません。ブランドが定着するには数年、場合によっては数十年かかることもあります。

数十年は極端な例ですが、ユーザーが認知→ファン化するには継続的なアプローチが必要です。ブランディングは日々の施策の積み重ねであるため、地道に運用していくことが成功の鍵となります。

長期的な目線で行う必要があるため、いざやってみようと思ってもなかなかハードルは高いかもしれませんが、ブランディングに成功すれば、継続的な売上の向上を狙うことができます。また、認知度が高まることによって、売上以外の面でも恩恵が受けられるというのも魅力です。
何から始めたらいいかわからない、「こうしたい!」というコンセプトは決まっていてもコンテンツの作成が難しいなどとお困りの方は一度弊社にご相談ください。

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