コーポレートサイト?ブランドサイト?|目的で異なるホームページ制作

ひとことで「ホームページ制作」といっても、実はその「ホームページ制作」は目的によって取り組むべき「ホームページ制作」の種類に違いがあるのをご存知ですか?

例えばECサイトなんかが分かりやすいですね。
サイト上で商品を購入・決済することが可能な、いわゆる「買い物かご」がついたECサイトは、皆さんが想像する「ホームページ制作」とは少しニュアンスが違いませんか?
同様に、今皆さんが検討している(或いはこれから検討する)「ホームページ制作」が、一体どのような性質で、どのような目的を持ったものなのかで、取り組むべき「ホームページ制作」を考える必要があります。

今回は、大まかにまとめられがちな「ホームページ制作」の種類について、目的別にご紹介していきます。

1)コーポレートサイト

まずは「コーポレートサイト」です。
恐らく、このコーポレートサイトが一般的に皆さんが想像している「ホームページ制作」なのではないでしょうか?実際に弊社が制作するホームページ制作でも、かなりの割合がこのコーポレートサイトです。

コーポレートサイトは簡単にいうと企業や店舗などの全体像=事業体を紹介するホームページです。主に企業情報の発信や企業のイメージ構築を担い、閲覧者は顧客や見込み客、求職者、または銀行など金融機関など多種多様な属性となります。
従って、基本的にサイト設計時において最も重視すべきポイントは、ズバリ「信用」です。
コーポレートサイトは「集客」や「採用」などでサイトユーザーに何らかのアクションを起こしてもらうきっかけとなりますので、まずはしっかりとした情報発信と企業イメージの構築を目的した信用あるサイト制作を行う必要があります。

ここで少しだけコーポレートサイト制作に必要な「信用」について。

サイトのデザイン面においては、それぞれの企業によって異なりますので、一概に「こんなデザインにすべき!」という法則や方法論は成り立たないのかもしれません。

ですが、コーポレートサイトを「信用獲得のためのツール」だと位置づけた場合、必要なコンテンツが見えてきます。以下に私たちが考えるコーポレートサイトに掲載すべきコンテンツをまとめてみましたので、ご参考までにご覧ください。

企業理念

企業が社会の中でどのような存在であり、どのような理念を持って活動しているかを明示するもの。この理念がデザインに影響を及ぼすことも多い。

会社概要

事業概要や代表者名、取引銀行や主要取引先など。

主要サービス/商品

これは当然ですが、念の為。

人物の紹介/メッセージ

代表の挨拶やスタッフの紹介など、「顔」が見えることは信用の構築にプラス。「顔が見えないと信用できない」ということはないかもしれませんが、顔が見えると尚良い。

実績

やはり実績=信用であることは間違いないです。
起業したばかりの会社は明示できる実績が無いかもしれませんが、その場合は自分自身の今までの経歴を紹介しましょう。

ブログ

前述の人物の紹介/メッセージに近いかもしれません。スタッフの日常のブログなら人となりが見えて安心感を与えることができるでしょうし、業務内容なら仕事への取り組み方を見せることができます。

2)ブランドサイト

ブランドサイトとは、コーポレートサイトの中から特定のサービスや製品の情報を発信、または意図したブランドイメージを浸透させるために個別に作成するホームページを指します。「サービスサイト」ともいいます。
なぜ、個別にこのようなブランドサイトを作成するかというと、ユーザーに提供するサービスや製品が多岐に渡る場合、それぞれのサービスや製品のターゲット層が大きく異なることもあるでしょう。その際に、ある特定のユーザー(ターゲット)に向けたデザインや表現で、その後に撮ってほしい行動を促すことを目的としています。

例えば、「病院」なら小児科と整形外科は明確にターゲット(と呼んでいいかわかりませんが…)が異なりますよね?この場合、基本的には小児科は優しげなイメージで、整形外科は少しカッチリとしたイメージでサイトデザインをするべきでしょう。大きな病院(大学病院など)はそれぞれの診療科目別にこのような個別のサイトがあることも珍しくありません。

また、特定のサービスや製品ということにフォーカスするとブランドサイトとコーポレートサイトがイコールになる場合もあります。診療科目別のクリニックや保育園などはそのカテゴリーに入るでしょう。

3)ECサイト

冒頭に登場したECサイトはインターネット上で商品を販売することができるホームページです。当たり前ですが、商品の販売を目的としています。

ECサイトはインターネットの特性を活かしたロングテールを行うことも可能で、無料でECサイトを開設できるサービスもリリースされていますので、ゼロから作ると非常に高額になりがちなECサイトも新しい販売チャネルの確立におすすめします。
ちなみに、当たり前ですがAmazonや楽天市場もこの(モール型の)ECサイトです。

話は少しそれますが、実は弊社も以前このモール型のサイトに出店していた時期がありますが、このモール型のECサイトはハマるとすごいです。本当にすごいです。

4)ランディングページ

ランディングページ(LP)とはサイト訪問の入口になるページのことですが、一般的にランディングページというと、いわゆるリスティング広告をはじめとしたインターネット広告とセットになっている場合がほとんどです。また、ランディングページは基本的にそのページ内で商品の版倍だったり、資料をダウンロードしたりする目的を達成させることに特化したホームページ制作を行います。

5)採用サイト

近年では採用サイトで個別のホームページを作成することも珍しくありません。
というより、個人的には採用サイトは個別に作るべきだと考えています。コーポレートサイトはもちろん求職者に向けてのものでもありますが、求職者のだけものではありません。コーポレートサイトのみで「働きたくなるイメージづくり」をするのは少し難しいとさえ思います。
例えば「ウチの会社で働くとこんなに楽しいよ!」とか「こんな先輩がいるよ!」とか「こんなやりがいがあるよ!」とかをコーポレートサイトに掲載するのは無理がありませんか…?
同様の意味合いでは「入学する生徒(学生)募集」のホームページも個別である方が望ましいと考えます。

6)まとめ

以上、ごく簡単にでしたが目的で異なるホームページ制作の種類についてご紹介しました。

この内容がこれからの皆さんのホームページ制作に役立つと幸いです。