【意外と知らない】LPとは?ホームページとの違いって何?

「LP(ランディングページ)」という言葉は、Webサイトの運営をしているとよく聞く言葉ですが、通常のページとは一体何が違うのか知っていますか?

LP(ランディングページ)もHP(ホームページ)も、Webページということには変わりありませんが、実は目的が異なります。

LPは主に商品の購入や申込みなどの行動をユーザーに起こしてもらうのが目的です。
しかし、HPは自社商品やサービスに関する内容を詳細に記載し、多くのユーザーに周知することを目的としています。

同じWebページだからといって、どちらを作っても良いわけではありません。
LPとホームページのそれぞれに役割や特徴があります。

今回は、LPとHホームページの違いや特徴、役割について解説します。
何のためにWebページを作りたいのかを整理して、Webページ制作の参考にしてください。

LPとは?

LPとは「ランディングページ」の略で、デジタルマーケティングや広告キャンペーンなどの導入として使用されるウェブページの一種です。LPは、特定の目的を持ち、訪問者に特定の行動を促すことを目的としています。

以下では、LPの概要、構成要素、設計原則、および効果的な活用方法について詳しく説明します。

LPの概要

●特定の目的

LPは、特定の製品やサービス、キャンペーン、またはイベントに焦点を当て、訪問者に特定の行動(商品購入やお問い合わせ、資料請求など)を取らせることが目的となります。

●単一のメッセージ

LPは、主に一つのメッセージや提案を分かりやすく伝えるために設計されています。

複数の目的や情報を持つことなく、訪問者の注意をある一つのポイントに集中させます。

●ユーザー体験の最適化

LPは、訪問者にとって明確でわかりやすい情報を提供し、直感的な行動を促すよう設計されています。ユーザー体験の最適化が重要です。

LPの構成要素

●コール・トゥ・アクション(CTA)

LPには、訪問者に特定の行動を促すための明確なCTAボタンが含まれています。
例えば、「今すぐ購入する」、「無料トライアルを始める」などが挙げられます。

●説得力のあるコンテンツ

LPのコンテンツは、訪問ユーザーに価値を提供し、製品やサービスのメリット、特徴、およびユーザーにもたらすメリットを明確に伝える必要があります。

●ビジュアル要素

LPには、魅力的な画像や動画、またはグラフなどの図表を使用して、情報を視覚的に補完し、訪問ユーザーの注意を引きつけます。

LPの設計原則

●シンプルで直感的なデザイン

LPのデザインは、シンプルで直感的である必要があります。
余分な要素や複雑なナビゲーションは、訪問者の意欲を削ぐ可能性があります。

●分かりやすいコピー文

LPのコピーは、簡潔で明確である必要があります。訪問者がすぐに理解できる言葉でメッセージを伝えることが重要です。

●A/Bテスト

LPの効果を最大化するために、異なる要素やバリエーションのA/Bテストを実施し、最適な設計とコンテンツを特定することが大切です。

LPの効果的な活用方法

●広告キャンペーン

LPは、Google広告やFacebook広告などの広告キャンペーンにリンクされることがよくあります。特定のキャンペーンの成果を最大化するために、適切なLPを使用することが重要です。

●製品の売り出し

新製品やサービスを紹介する際に、LPを使用して製品の特長や利点を強調し、ユーザーの関心を引き付けます。

●リード獲得

LPは、無料トライアル、ダウンロード可能なリソース、またはニュースレターの登録など、リードを獲得するための有効な手段です。

●イベント登録

ウェビナーやイベントなどの登録を促すために、LPを使用して情報を提供し、参加者を獲得します。

ホームページとは?

ホームページは、自社の情報を提供するページのことを指します。

自社の情報をユーザーに認知してもらい、企業への興味関心度合いを高め、さらなる認知拡大につなげることが目的です。

多くの情報を提供するため、ほとんどの場合が複数ページで構成されており、ランディングページよりもページ数が多くなります。

商品・サービスが複数ある場合や製品の情報量が多い場合は、サービスサイトを制作することもあります。サービスサイトとは、商品・サービスの情報を専門で提供するページのことです。

サービスサイトと区別するために企業情報が記載されたホームページを「コーポレートサイト」と呼ぶこともあります。

LPのメリットとデメリット

メリット

ランディングページのメリットは、大きく分けて主に以下2つです。

・成約数やお問い合わせなどの成果を伸ばしやすい
・ランディングページ制作のPDCAを回しやすい

Web広告でリード獲得数を増やしたい場合は、特定の目標や行動に焦点を当てるため、ホームページよりもランディングページを活用する方が成果を出すことができます。

また、A/Bテストを実施しやすいため、異なる要素やバリエーションをテストして、最適な結果を得るのに役立ちます。

デメリット

ランディングページ制作には、以下2つのデメリットがあります。

・制作予算に加えて広告予算も必要
・SEOが弱い

ランディングページはWeb広告と組み合わせて活用することから、広告費も必要となるため、自然検索流入による施策よりもコストがかかります。

また、一般的に短期的なキャンペーンや目標に焦点を当てているため、キーワードが偏り、サイト全体の検索エンジン最適化(SEO)への影響があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はLPとホームページの違いについてご説明いたしました。

LPもHPも、どちらもWebページということに変わりありません。しかし、それぞれ制作する目的や達成目標、Webページに持たせる機能性が大きく異なります。

LPは、特定の商品やサービスに特化し、ユーザーに行動を起こさせるのが目的のWebページです。対して、HPは幅広いユーザーへ情報発信を行い、認知度の向上などを狙うのが目的です。

何のためにWEBサイトを制作するのかを考えて、WEBページ制作の参考にしていただければと思います。

有限会社テイク・シーではWebサイト制作の他にもロゴ制作やパンフレット制作も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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