サブスク型(月額制)のホームページは本当に格安なの?
音楽や映画などで近年よく見られるサービス、サブスクリプション(サブスク)型と呼ばれる料金形態がホームページでもよく見られるようになりました。
サブスクとは、”料金を支払えば、一定の期間製品やサービスを利用できる”形式のビジネスモデルで、いわゆる「定期購読」を指します。
今回はサブスク型ホームページ制作の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
従来の制作方法との比較も行いますので、サブスク制のホームページ制作サービスについて知りたい方はもちろん、これからホームページを始めてみようとお考えの方はぜひ最後までご覧ください!
定額制のホームページ制作(サブスク)はどんな仕組み?
サブスク制のホームページ制作サービスとは、月額など定額料金の支払いでホームページ制作を任せられるサービスです。
ホームページ制作には
①自分・自社で行う方法
②制作会社やフリーランスなどに依頼する方法
の2通りがありますが、サブスク制のホームページ制作サービスは依頼の中でもコストが掛からない点が特徴です。
制作会社などに依頼する場合は従来30万円以上かかったものが、サブスク制のサービスであれば数万円の初期費用と月額費用で依頼できます。
サブスク制のサービスにおいても初期費用・月額費用はピンキリですが、中には初期費用無料・月額費用5,000円程度といったサービスもあり、コストを抑えてホームページが始められることから近年注目されています。
従来のホームページ制作とサブスク型ホームページ制作の比較
従来のホームページ | サブスク型のホームページ | |
初期費用 | 1~300万円以上 | 無料〜30万円程度 |
月額費用 | 1~3万円程度 | 5,000円〜3万円 |
デザイン | 全てオリジナルで作成可能 | テンプレートが用意されており 注文に合わせて追加 ※別途料金発生する会社もあり |
SEO対策 | 対応している会社が多い | 制作会社による |
制作期間 | 3ヶ月~半年程度 | 最短3日~5日営業日 |
所有権 | 所有権があるため、半永久的に 使用することが可能 | 制作会社にあるため、解約を行うと ホームページ自体が使えなくなる |
機能 | 機能によっては実装できない機能 もあり | 費用はかかるが、基本的にどんな機能 であっても実装可能 |
サブスク型ホームページ制作のメリット
上記の表からサブスク型ホームページ制作メリット・デメリットが少しお分かりいただけたかとおもいます。またさらに、掘り下げて考えてみましょう。
メリット1.初期費用が抑えられる
1つ目のメリットは、初期費用が抑えられることです。
初期費用は、ホームページ制作費用に含まれるケースも多く、10,000円~20,000円ほどで作成できる会社もあります。
一括型のホームページは数十万以上かかるので、比べるとかなり安価で制作出来ることが分かります。
また、月額費も安く抑えることが可能ですので、抑えた分ほかの広告や販促物に回すことができます。
メリット2.テンプレートを元に作成するので、ホームページ公開までが早い
2つ目のメリットは、公開までが最短3~5日営業日で可能なことです。
テンプレートの中から選択し、会社や商品などの写真、企業情報等を支給するだけで制作期間が短く済みます。
従来のホームページでは、1からオリジナルで作るため3ヶ月~半年はどうしてもかかってしまいます。
サブスク型は早く運用を始めたい・デザインはテンプレートから選んで時短したい方にもおすすめです。
メリット3.解約がいつでも可能
サブスク型の大きなメリットとして、いつでも解約できるというのもあります。
自社のホームページが必要なくなった場合に、解約して支払いをすぐに止められるのです。
サブスク型ホームページであれば、「このサービスは少し自分のイメージしていたものと違う」と思ったときに、費用を抑えて他のサービスに転向できますよ。
サブスク型ホームページ制作のデメリット
サブスク型ホームページには、多くのメリットがあることが分かりました。
しかし、メリットだけではなく、デメリットも存在します。
ここでは、サブスク型ホームページのデメリットを紹介します。
デメリット1.解約するとホームページが使えない
サブスク型ホームページの場合、解約と同時にホームページが削除される場合がほとんどです。
ホームページの管理権限が移行できる場合もありますが、大きな費用がかかってしまう可能性も高くあります。
ドメインを移行出来ない場合は、新しくホームページを作る際に1からドメインを作り直す必要があるので、ブログや写真などは手元に残りません。事前に解約後の流れを確認することがおすすめです。
デメリット2.修正が発生しない場合も月額は変わらない
サブスク型ホームページ制作の場合、ホームページを一切更新していない月でも費用が掛かってしまいます。
毎月定期的に更新するのであればメリットのほうが大きいのですが、数か月に数回程度の更新であればデメリットが大きく感じるかもしれません。
サブスク型ホームページ制作を利用する場合は、サービス内容をきちんと使いきれるかをよく吟味するべきといえるでしょう。
サービス内容を使いきれる自信がない場合は、従来のホームページ制作のほうがコストパフォーマンスが高くなる可能性があります。
デメリット3.長期でみると割高になる
初期費用を抑えられるサブスク型ホームページ制作ですが、長期で見ると従来のものよりもやや割高です。
例えば1ヶ月の利用料が1万円の場合、1年で12万円・10年も利用すれば120万円になります。
120万円もあれば従来のホームページ制作でも十分な予算といえます。
長期的な運用を考えるのであれば、従来のもので制作した方がトータルで安くなる場合もあります。
ただし、サブスク型も従来型も長期的に同じサイトを使い続けるというのはデザイン的におすすめはしません。恐らく皆さんも「このホームページ古いな」と思った経験があるかと思います。
数年運用をすれば、ホームページのデザインが古くなるのは仕方のないことですので、ホームページを定期的にリニューアルすることが必要です。
サブスク型ホームページ制作が向いているケース
ここまでサブスク型ホームページ制作のメリット・デメリットについて解説しましたが、具体的にはどのようなケースに向いているのでしょうか。
ここでは、サブスク型ホームページ制作が向いているケースについて紹介します。
早く運用を開始したい
サブスク型ホームページ制作は短い期間で制作できるのが大きな強み。
最短5営業日で制作できる場合もあるため、とにかく早く運用を開始したい場合に向いています。
ただし、サブスク型ホームページ制作はSEO対策まで対応していない場合も多いため、自社でSEO対策出来ることが望ましいでしょう。
短期間での運用を考えている
先ほどデメリット3で記載した通り、長期的な視点で見るとやや割高です。
例えば、期間限定のキャンペーンサイトをつくるのであれば、サブスク型ホームページ制作のほうが向いているといえるでしょう。
そのほかにも、初期費用を抑えて、ゆくゆくは会社の顔となる従来のホームページを作りたいという方にもおすすめです。
従来のホームページ制作が向いているケース
デザインにこだわりたい
従来のホームページは、テンプレートから選ぶのではなく1からデザインを作るため、自社の強みを活かせるこだわりのデザインを作りたい方に向いています。
SEO施策も併せて依頼したい
SEO対策も併せて依頼したい場合は従来のホームページ制作がおすすめです。
従来のホームページ制作会社では、SEO対策も併せてコンサルティングしてくれる所が多くあります。
先にお話ししたように、ホームページは制作課程よりも「どう運用するか?」が最も大切なポイント。
ホームページ制作とSEO対策を併せて行える会社であれば、SEO対策も踏まえたデザインの制作を行ってもらえます。
長期の運用を見据えている場合
自社のホームページ等、長期での運用を見据えている場合は従来型のホームページ制作が向いているでしょう。
長期で運用する場合は、サブスク型よりも従来型のほうがコストパフォーマンスが高くなりやすい傾向にあります。
ぜひ一度テイク・シーへご相談ください!
いかがでしたでしょうか。
今回は、サブスクリプション(サブスク)型と従来型について特徴とメリットデメリットをご紹介しました。
ホームページを制作する目的は人によって異なるため、「サブスク型」と「一括支払型」のどちらが良いということはありません。
ただ、「初期投資を抑えたい」「ネットがよく分からない」「事業に専念したいのでホームページに時間を割けない」といった方々には「サブスク型」のホームページ制作をおすすめします!
テイク・シーではサブスク型・従来型、両方のお取り扱いがございますので、ぜひ一度弊社にご相談ください!