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2025.12.08
【制作会社が解説】「ホームページをリニューアルすべき?」判断基準と最適なタイミング・費用対効果を高める戦略
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「うちのホームページ、もう古い??」そう思うこと、ありませんか?
Web技術やデザインのトレンドは常に変化しており、3〜5年でサイトは古くなるのが一般的です。しかし、予算や労力の関係で、3年ごとにHPを作り直すのは現実的でないように思えます。
ただ、本記事でお伝えしたいことは「リニューアルは単なるデザイン変更ではなく、ビジネス成長への投資である」という事です。
迷いを解消するための具体的な判断基準、最適な実行タイミング、そしてリニューアルを成功させるための戦略を制作会社の視点から解説します。
1:あなたのホームページは「危険信号」? リニューアルを検討すべき具体的な判断基準
リニューアルを検討すべき明確な兆候(レッドフラッグ)を、4つの観点から具体的に示します。
📈 成果(マーケティング・集客)の視点
○問い合わせ・コンバージョン率(CVR)が低いまま推移している。 (例: 月間アクセス数は増えても、成約に繋がらない)
○SEO順位が上がらない、または検索からのアクセスが減少している。 (特に表示速度やモバイル対応に問題がある場合)
○情報が古く、現在のサービス内容や強みと合致していない。
📱 技術・セキュリティの視点
○スマートフォンやタブレットでの表示が崩れている(レスポンシブ対応していない)。 (Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、非対応は致命的)
○SSL化(https化)されていない。 (セキュリティとSEOの両面で必須)
○WordPressなどのCMSやプラグインのバージョンが古く、更新が止まっている。 (セキュリティリスクの増大、ハッキングの危険性)
○サイトの表示速度が極端に遅い。 (Core Web Vitalsのスコアが低い。離脱率上昇の主因)
🎨 デザイン・ブランドの視点
○デザインが古く、競合他社と比較して見劣りする。 (ブランドイメージの低下に直結)
○企業の現在のブランドイメージやビジョンとデザインが乖離している。 (例: 新しいロゴやCIが反映されていない)
○情報の階層構造が複雑で、必要な情報にたどり着きにくい(UI/UXの悪化)。
⚙️ 運用・管理の視点
○自社で簡単なテキスト修正や画像差し替えができない。 (更新の都度、制作会社への依頼が必要でコストがかかる)
○使用しているCMSやシステムがサポート終了している。 (セキュリティと機能拡張が不可能になる)
2:リニューアルに最適な「タイミング」を見極める
判断基準を満たした上で、リニューアル実行に最適な時期やきっかけを解説します。
外部環境とイベントをきっかけにする
○企業の大きな変化の際: 社名変更、事業再編、主力サービスの変更、新規事業の立ち上げ。
○大規模なプロモーションや広告戦略の開始前。 (受け皿となるサイトを万全にする)
○企業の創立・設立○周年など、記念のタイミング。 (社内外へ意識統一とプロモーションの機会)
○繁忙期に入る前の閑散期。 (リニューアル後のトラブル対応期間を確保)
Web業界の大きな変化に合わせる
○Googleの大規模なアルゴリズムアップデート後。 (特にコアアップデートなどで順位が大きく変動したとき)
○モバイル利用率が決定的に高まったとき。 (レスポンシブ対応がまだなら最優先で)
○セキュリティ基準が大きく変わったとき。 (例: SSL化が事実上必須になったとき)
予算と技術のタイミング
○次期予算が確定し、Webへの投資枠を確保できたとき。 (予算確保は最大のタイミング)
○現在の技術では解決できない課題が顕在化し、CMSの移行が必要になったとき。
3:費用対効果(ROI)を高める!リニューアル成功のための戦略
リニューアルを単なる作業ではなく「投資」として捉えるための具体的な戦略を解説します。
目的とゴール設定の明確化(最重要)
○「なんとなく綺麗にしたい」を捨てる。
○具体的なゴールを設定する: (例) 「問い合わせ数を1年間で20%増加させる」、「採用応募数を現状の2倍にする」、「自社の専門分野に関する検索流入を強化する」。
○ゴール達成に必要な「改善点」を明確にし、制作会社と共有する。
全ページリニューアル vs 部分リニューアルの見極め
○全ページリニューアルが最適な場合: セキュリティ、技術、ブランドイメージ全体に問題がある場合。
○部分リニューアルで十分な場合: デザインは古いがCMSが新しく、ランディングページ(LP)や採用ページなど、成果に直結するページだけを重点的に改善する場合。費用と時間を抑えつつ効果を出す戦略として提案する。
制作会社への正しい依頼方法
○価格ではなく実績と提案内容で選ぶ。 (特に同業他社の実績を重視する)
○企画・戦略フェーズから依頼する。 (「デザインを良くする」だけでなく、「成果を出す」ための提案を求める)
○運用・保守体制の確認。 (リニューアル後の更新サポートやセキュリティ対策まで対応可能か)
4:制作会社に相談する前にチェックすべきこと
相談前の準備を促し、スムーズなプロジェクト開始をこころがけましょう。
○現状の課題とゴールを文書化する。 (なぜリニューアルが必要なのか、何を目指すのか)
○ターゲットユーザーを再定義する。 (誰に、何を伝えたいのか)
○サイトマップと必須コンテンツのリストアップ。 (現行サイトの何を継承し、何を捨てるのか)
○概算予算と納期を決めておく。 (予算感と希望納期を事前に伝えると、提案の質が向上する)
5:まとめ
いかがでしたでしょうか。冒頭でリニューアルのタイミングは3年〜5年と書きましたが、筆者の個人的な意見を述べさせていただくと、今リニューアルを考えている方は、今後5~10年使えるようなホームページを作ることが良いのかなあ。とも思ったりします。そのためにも、企業の課題やゴールをきちんと定めた上で、制作会社との連携を測りつつ、より良いホームページになるよう努めていただきたいと思います。
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