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2025.08.18

福祉業界の人材不足を解消するカギは発信力|採用に効くHP活用法

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福祉業界の人材不足は、今や深刻な課題です。
高齢化が進むなか、現場の負担は増す一方、求職者の数は減り続けています。

しかし、待遇改善や働き方の工夫だけでは、問題解消として限界があります。
いま必要なのは、選ばれる施設になることです。

そのためには、魅力をきちんと伝える力が不可欠です。
ただ求人を出すだけでは、応募にはつながりません。
「ここで働きたい」と思わせる発信が求められています。

特に、ホームページは自社の価値や雰囲気を丁寧に伝えられる場。
だからこそ、強力な採用ツールとなります。

この記事では、福祉業界の採用課題をふまえ、ホームページを活用した解決方法をご紹介します。
採用で悩む福祉事業者の方に、役立つヒントが満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

福祉業界の人材不足解消に必要な視点とは?

福祉業界の人材不足は、もはや一時的な現象ではありません。
少子高齢化や労働人口の減少などの社会構造の変化が、長期的な課題として業界に影響を与えています。

特に中小規模の事業所では、慢性的な人手不足が常態化しています。
「採用してもすぐ辞めてしまう」
「求人を出しても応募がない」
といった悩みを抱える施設は少なくありません。

こうした状況を打開するには、待遇の改善や業務効率化だけでは不十分です。
選ばれる職場になるためには、発信力を高めることが不可欠と言えます。

若い世代にとっての魅力を再定義する

若い世代の中には「福祉の仕事はやりがいがある」と感じている人もいます。
一方で、「体力的にきつい」「低賃金」「将来が不安」といったネガティブな印象も根強いです。

このギャップを埋めるには、業界としての見せ方を変える必要があります。
福祉の仕事には、誰かの人生を支える誇りある仕事です。
それをしっかりと伝えれば、働きたいという共感が生まれます。

また、以下のように働くうえ重要視されるポイントを発信することが大切です。

・人間関係の良さ
・成長できる環境
・チームで支え合う文化

このような、働く環境が見れることで仕事への期待感や安心感を持ってもらいやすくなります。

求職者は“検索”で職場を選ぶ時代

今の求職者は、インターネットで職場を調べるのが当たり前です。
求人票の内容だけで応募を決めることは、ほとんどありません。

たとえば「◯◯市 介護 求人」と検索した際に、自社のホームページが出てこなければ、存在しないのと同じです。
検索にヒットし、情報を得られて初めて選択肢に入ります。

さらに、掲載内容に温かみや具体性がなければ「ここで働きたい」とは思ってもらえません。

だからこそ、情報発信は採用活動において最重要なのです。
施設の想い・日々の雰囲気・職員の声などを積極的に届けることで、求職者との心理的な距離を縮められます。

福祉業界の人材不足解消に効くHP活用術とは?

福祉業界の採用活動において、ホームページの役割は重要性を増しています。
求人サイトだけでは伝えきれない職場の魅力を、しっかりと伝えられる媒体だからです。

求職者は施設の雰囲気や自分に合うかどうかなど、働く前に多くの情報を求めています。
その期待に応える情報を発信できるのが、自社ホームページの強みです。

理念や想いをストーリーとして届ける

「当施設には理念があります」と文字だけで伝えても、受け手にはなかなか深く届きません。
大切なのは、その理念に物語を持たせることです。

・創業者のエピソード
・立ち上げ時の想い
・これまでの歩みのなかで大切にしてきた考え

これらに、実際のエピソードを交えながら紹介することで共感を呼び、読んだ人の記憶に残るコンテンツになります。

理念や想いは、単なる言葉ではありません。
それを「どのように行動で示しているか」が伝わることで、求職者の心を動かす力となります。

働く人のリアルな声を載せる

どんなに魅力的な制度や理念があっても、実際に働く人の声がなければ、信頼にはつながりません。

そこで効果的なのが、スタッフインタビューや一日密着レポートです。

・入社理由
・やりがいを感じる瞬間
・職場の雰囲気やサポート体制

などを紹介することで、応募の後押しになります。

また、写真や動画も活用すれば、よりリアルなイメージが伝わります。
実際に働く姿や笑顔を見せることで、親近感が生まれるでしょう。

また、年齢や経歴が異なる職員を複数紹介する。
そうすることで、多様な人材が活躍している職場であることを示せます。

採用ページは別設計が効果的

ホームページ内に採用情報を載せる際は、一般の施設案内ページとは別に採用専用ページを設けるのがおすすめです。

採用ページは、以下のような内容を明確に整理しましょう。

・募集職種と仕事内容の詳細
・勤務地やシフト、給与などの条件
・研修制度やキャリアアップの道筋
・福利厚生、休暇制度、働き方の工夫
・求める人物像と選考フロー

これらをシンプルかつ丁寧にまとめることで、求職者は安心して応募を検討できます。

さらに「選考から内定までの流れ」「よくある質問」などを設けるのもおすすめです。
問い合わせを減らすとともに、応募への心理的ハードルを下げることにもつながります。

福祉業界の人材不足解消にSNS活用も必須

ホームページだけでなく、SNSの活用も重要な採用戦略のひとつです。
特に若い世代にとってSNSは、情報収集の日常ツールとなっています。

求職者が普段使っているSNSを通じて、施設の雰囲気や取り組みを知ってもらうことができます。

SNSは「情報を届ける」だけでなく、「共感を得る」ことに優れた手段です。
うまく活用すれば、応募につながるきっかけを増やせます。

日常の様子を気軽に届ける

SNSでよく見られるのは、イベントなどの特別な内容だけではありません。
職員のちょっとした日常や、ほっこりする場面なども好まれます。

たとえば、以下のような投稿が有効です。

・季節の行事やレクリエーションの様子
・昼休みやミーティング風景
・新人スタッフの紹介や研修風景
・スタッフの「今日のひとこと」などの短い投稿

こうした日常の発信を積み重ねることで、自然体で温かい職場の印象が伝わります。

また、堅苦しさを避けて親しみやすい言葉や写真で構成するのがポイントです。
できるだけリアルな雰囲気を意識しましょう。

また、投稿内容に施設の理念や考え方を少しずつ織り交ぜることも大切です。
単なる「にぎやかさ」ではなく、「想いのある施設」であることも伝えられます。

応募への導線をつくる

SNSはきっかけ作りには優れていますが、採用につなげるには、ホームページへの導線設計が不可欠です。
たとえば、投稿の最後にURLを添えたり、プロフィール欄に採用ページへのリンクを設けたりする方法があります。

さらに、LINE公式アカウントを活用すれば、求職者と直接つながるコミュニケーション手段も確保可能です。

LINEは以下のように活用できます。

・採用説明会の案内
・募集開始のお知らせ
・カジュアルな質問受付

こうした取り組みによって、「話を聞いてみたい」「まずは相談したい」という段階の求職者にも対応できるようになるでしょう。

ハードルを下げた接点づくりは、応募数の増加に直結します。

福祉業界で人材不足を解消するためのHP改善ポイント

「ホームページはすでにあるから大丈夫」と安心していませんか?
実は、更新頻度・構成・見やすさなどによって、採用効果に大きな差が出るのがホームページです。
内容が古いほかスマートフォンで見づらいと、求職者に不信感を与え、離脱されてしまうこともあります。
ここでは、採用強化のために見直したいポイントを紹介します。

スマートフォン対応は必須

今や多くの求職者はスマートフォンで求人情報をチェックしています。
パソコンにしか対応していないと、スクロールや拡大が必要なため閲覧がストレスになります。

・文字が小さすぎる
・ボタンが押しにくい、
・読み込みが遅い

このような状態では、応募以前に離脱されてしまいます。

そのためスマートフォンでも見やすく、操作しやすい設計は必須です。
レスポンシブ対応を行うことで、画面サイズに合わせた表示が実現できます。

また、電話番号のタップ発信や応募フォームの自動入力など、スマートフォンでの利便性を高める工夫も効果的です。

更新頻度が信頼につながる

ホームページのお知らせやブログが数年前で止まっていると、今も運営しているのか不安を与えてしまいます。

求職者は、活動の今を知りたがっています。
最新の情報が発信されていることで、きちんとした職場という印象を与えます。

月に1回でも構いません。
日々の出来事・採用情報・行事報告などを発信することで、継続的に施設の存在感を保てます。

「広報担当がいない」「時間がない」という施設も、短い文章や写真1枚でも十分です。
継続することに価値があります。

写真や動画で視覚的魅力を高める

言葉だけでは伝えきれない職場の雰囲気は、写真や動画を使うとより明確に伝えることができます。

特に、以下のような視覚素材が効果的です。

・笑顔のスタッフと利用者のやり取り
・明るく清潔感のある施設内の様子
・イベントや研修風景のスナップショット

動画であればスタッフのインタビューや、施設内を案内するツアー形式の映像もおすすめです。

視覚情報には、感情を動かす力があります。
「この雰囲気なら、自分も働けそう」と思わせるきっかけになるでしょう。

また、あえて作り込まない写真の方が親しみを持たれやすいケースもあります。
リアルな日常をそのまま切り取ったほうが、信頼につながるのです。

福祉業界の人材不足を解消するためにプロの力を借りる

「発信の重要性は分かっているけれど、手が回らない」
多くの福祉事業所が抱える共通の悩みです。
現場の仕事は常に人手が必要で、広報や採用に割く時間は限られます。
そのため、十分な発信ができず、採用の機会を逃してしまうことも少なくありません。

発信の専門家に任せるメリット

ホームページ制作やSNS運用をプロに任せる最大の利点は、現場スタッフが本業に集中できることです。

さらに、福祉業界に理解のある制作会社であれば、専門的な視点から応募者の心に響くコンテンツを提案してくれます。

たとえば、以下のような点が細部まで最適化できます。

・採用ページの文章
・写真の見せ方
・応募フォームの改善

また、SEO対策やSNS広告の活用などの専門知識が必要な分野でも、確実に成果を出しやすくなります。

採用成功に向けて共創する姿勢が大切

外部に任せるといっても、丸投げでは効果は半減します。
発信内容の核となるのは、現場の生の情報です。

日常のエピソードや、スタッフ・利用者の声などは、内部からしか生まれません。
制作会社と連携して素材や情報を共有することで、よりリアルで魅力的なコンテンツが完成します。

つまり、プロとの関係は外注ではなく共創です。
お互いの強みを活かしながら、採用力を高めていく姿勢が必要です。

継続的な改善が採用力を底上げする

発信は一度作って終わりではありません。
アクセス状況や応募数を分析し、改善を重ねていくことが大切です。

更新頻度・ページ構成・SNSでの反応などをチェックし、常に最適な形を追求することで採用効果は継続的に向上します。
プロのサポートを受けながら発信の質と頻度を保つことが、長期的な人材確保への近道となります。

まとめ

福祉業界の人材不足は、長期化する深刻な課題です。
待遇改善や制度改革といった大きな取り組みも求められます。
そこで、今すぐ始められる現実的な一歩が発信力の強化です。

ホームページやSNSを通じて、施設の魅力や働く人の想いを正しく、そして魅力的に伝える。
この積み重ねが、応募のきっかけを生みます。

特に求職者は求人票だけでなく、職場の雰囲気・人間関係・成長できる環境を重視します。
それらは、発信によってしか知ってもらえません。

さらに、プロのサポートを取り入れることで、効率的かつ効果的に採用力を高めることができます。

「いい職場なのに知られていない」
そんな状況を変えられるのは、今この瞬間の行動です。
施設の魅力をもっと多くの人に届けるための一歩が、未来の仲間との出会いにつながります。

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