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2026.02.16
古いホームページは損をする!ホームページを放置するデメリットを解説
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1. あなたの会社の「顔」は、いつの時代のものですか?
「ホームページなんて、一度作ってしまえば十分だろう」 もしあなたがそう考えているなら、それは非常に危険なサインかもしれません。
現代において、企業のホームページは単なる情報の置き場所ではありません。
それは24時間365日休まずに働く営業マンであり、会社の姿勢を雄弁に物語る広報官でもあります。
しかし多くの企業において、数年、あるいは10年以上も前に作られたサイトがそのまま放置されています。
デザインは色あせ、情報は古くなり、スマートフォンで見ようとすれば文字が豆粒のように小さい。
このような状態を放置することは、自社のビジネスチャンスを自ら捨てているのと同じです。
本記事では、古いホームページを放置し続けることで生じる目に見えない巨大な損失を、技術・心理・経営の3つの側面から徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、なぜ今すぐにでもホームページを見直すべきなのか、その切実な理由をご理解いただけるはずです。
2. デメリット1:顧客の「信頼」を静かに、かつ確実に削り取っている
人が誰かと初めて会うとき、最初の数秒でその人の印象を判断するように、ホームページを訪れたユーザーも、一瞬にしてその企業の信頼性を判断します。
「止まっている時計」のような印象
5年も10年も更新されていないホームページは、まるで止まったままの時計が置かれた店舗のようなものです。
ニュース一覧の最終更新が2019年で止まっていたり、すでに退職した社員の顔が掲載されていたりすると、訪問者はこう感じます。
「この会社、本当に今も元気に活動しているのだろうか?」
「情報管理がずさんなのではないか?」
この小さな疑念は、競合他社の洗練されたサイトと比較された瞬間に、他社に頼もうという決定的な行動へと変わります。
デザインの「賞味期限」
デザインには流行があります。
10年前の当たり前は、今の時代では古臭さとして映ります。
過度なグラデーション、複雑すぎる背景、整理されていないメニュー配置。
これらは企業の革新性やセンスを疑わせる要因となります。
特に、BtoBの取引において古臭いという印象は、
「時代の変化に対応できていない保守的な企業」というレッテルに直結し、新規取引のハードルを上げてしまいます。
3. デメリット2:スマートフォン未対応が招く「機会損失」の正体
いまや、インターネット利用の8割以上がスマートフォン経由と言われています。
BtoB企業であっても、担当者が移動中や自宅でスマホを使って情報収集をすることは珍しくありません。
ユーザーに我慢を強いるサイトは捨てられる
古いホームページの多くはPC表示を前提に設計されています。
これをスマホで開くと、画面全体が縮小され、リンクをタップしようとしても隣のボタンを押してしまったり、左右にスクロールしないと文章が読めなかったりします。
これを専門用語で「モバイルフレンドリーではない」と言いますが、ユーザーからすれば単に「使いにくいサイト」でしかありません。
数秒のストレスでユーザーは離脱します。
あなたが自社の強みをどれだけ詳しく書いていても、読まれなければ存在しないのと同じなのです。
レスポンシブデザインという標準装備
現代のWeb標準はレスポンシブデザインです。
これは、閲覧する端末(PC、タブレット、スマホ)の画面サイズに合わせて、レイアウトが自動的に最適化される仕組みです。
この対応がなされていないことは、現代のビジネスにおいて名刺を持っていないのと同じくらい致命的な欠陥と言えるでしょう。
4. デメリット3:検索エンジンから存在しないものとして扱われるリスク
Googleなどの検索エンジンは、ユーザーにとって価値のあるサイトを上位に表示しようとします。
ここで言う価値とは、情報の正確さだけでなく、サイトの構造や技術的な新しさも含まれます。
Googleからの低評価宣告
Googleは明確にモバイル対応しているサイトや読み込み速度が速いサイトを優遇することを公言しています。
古いサイトは画像が重すぎたり、不要なコードが蓄積されていたりして、読み込みに時間がかかる傾向があります。
また、前述したモバイルフレンドリーではないサイトは、検索結果の順位が大幅に下げられます。
どれだけ素晴らしい実績がある企業でも、検索結果の3ページ目以降に追いやられてしまえば、新規の顧客と出会う確率はほぼゼロになります。
MFI(モバイルファーストインデックス)による機会損失
現在、GoogleはPC版のサイトではなくスマホ版のサイトを基準に、そのサイト全体の評価を決定しています。
これをモバイルファーストインデックス(MFI)と呼びます。
つまり、PCで見れれば良いという考え方は、検索エンジンの世界では通用しません。
スマホ対応ができていない古いサイトは、Googleから時代遅れで不親切なサイトという評価をされ、集客力を奪われてしまうのです。
5. デメリット4:企業の防壁を崩すセキュリティの脆弱性
古いホームページを放置することで最も恐ろしいのが、セキュリティ面のリスクです。
これは印象が悪いといったレベルの話ではなく、企業の存続を揺るがす実害に直結します。
保護されていない通信という警告灯
最近、ブラウザのアドレスバーに「保護されていない通信」や「安全ではありません」という警告が出ているサイトを見かけませんか?
これは、通信を暗号化するSSL化(https化)がなされていないサイトです。
ユーザーはこの警告を見た瞬間にこのサイトに入っても大丈夫か?と不安を感じます。
特に問い合わせフォームがある場合、名前やメールアドレスが盗み見られるリスクがあるため、送信をためらうのは当然です。
SSL化はもはやオプションではなく最低限のマナーです。
サイバー攻撃の標的に
古いサイトで使われているシステム(CMS)やサーバーのOSが何年もアップデートされていない場合、そこには脆弱性(セキュリティの穴)が放置されていることになります。
悪意のあるハッカーは、こうした鍵の壊れた古い家のようなサイトを探し出し、改ざんしてウイルスを仕込んだり、踏み台にして他社を攻撃したりします。
自社のサイトを訪れた顧客にウイルスを感染させてしまったらその損害賠償や社会的信用の失墜は、リニューアル費用の何十倍にも膨れ上がります。
6. デメリット5:優秀な人材が逃げていく採用活動への悪影響
ホームページの役割は、顧客獲得だけではありません。
今、最も重要視されているのが採用への影響です。
求職者が最初にするのは社名検索
今の若手世代や転職希望者は、求人媒体で気になる会社を見つけると、必ずその会社の公式ホームページを確認します。
そこで目にするのが10年前の古いサイトだったら、彼らはどう思うでしょうか?
「この会社は新しいことに挑戦していないのではないか」
「社内のIT環境も古くて効率が悪そう」
「デジタルトランスフォーメーション(DX)が進んでいない、将来性のない会社だ」
このように判断されてしまいます。
中の人の顔が見えない不安
古いサイトには、現在の社内の雰囲気を伝える写真や、社員のインタビュー記事などが不足していることが多いです。
人はよくわからない場所に飛び込む勇気はありません。
最新の活動内容がわからず、情報が止まっている会社は、たとえ条件が良くてもブラックボックスのように感じられ、最終的な入社決意を鈍らせます。
採用難の時代、ホームページが古いままであることは、それだけで優秀な人材を競合他社へプレゼントしているのと同じなのです。
7. デメリット6:更新できない体制がビジネスのスピード感を落とす
「ホームページを直したいけれど、パスワードがわからない」
「作った担当者が辞めてしまって触れない」
こうした状況は、多くの企業で起こっています。
属人化の罠
古いサイトの多くは、特定の言語を知っている人しか更新できない構造だったり、特定のPCからしかアクセスできない管理画面であることがあります。
この属人化こそが、情報発信を滞らせる最大の原因です。
新サービスをリリースした、展示会に出展した、素晴らしい成果が出た。
そうした今すぐ伝えたいことを即座に掲載できない体制は、現代のスピード経営において大きな足かせとなります。
CMS導入の遅れ
最新のホームページは、Wordのように直感的に操作できるCMS(コンテンツ管理システム)が導入されており、専門知識がなくても広報担当者や営業担当者がその場で情報を更新できます。
古いサイトを放置し続けることは、この手軽に発信できる武器を捨てている状態なのです。
更新作業を制作会社に外注し、一箇所の修正に数週間待たされるような環境では、刻一刻と変わる市場の変化についていくことはできません。
8. 解決策:ホームページリニューアルをコストではなく投資にする方法
ここまで、古いホームページを放置するデメリットを解説してきました。
では、リニューアルを成功させるためには、どのような視点が必要なのでしょうか。
単なる「お色直し」で終わらせない
リニューアルで最もやってはいけないのが見た目だけを綺麗にすることです。
デザインを一新するのは第一歩に過ぎません。
大切なのは、誰に、何を伝え、どのような行動をとってほしいのかという設計図(マーケティング戦略)を描き直すことです。
目的を明確化する
- 新規の問い合わせを月10件増やす
- 採用のミスマッチを減らし、応募数を2倍にする
- 既存顧客への信頼を高め、成約率を向上させる このように、具体的な「成果」をリニューアルのゴールに据えることが重要です。
運用体制までリニューアルする
新しいサイトを作る際は、必ず自社で更新しやすい仕組みを取り入れましょう。
社員が日常的にブログを書いたり、実績をアップしたりすることで、サイトは生き物として成長していきます。
Googleも、頻繁に更新される鮮度の高い情報を好みます。
リニューアルは、社内の情報発信文化を醸成する絶好のチャンスでもあるのです。
9. まとめ:チャンスを逃さない「ホームページ再構築」へ
古いホームページは損をする、これは決して誇張ではありません。
信頼の損失、集客の停滞、セキュリティの恐怖、採用の失敗。放置し続けることで支払う代償は、年々大きくなっています。
一方で、ホームページを最新の状態にアップデートすることは、これらのリスクをすべてチャンスに変換することを意味します。