WEB担当者ならこれだけは知っておきたい!WEBサイト用語集 【基礎編】
みなさん、WEBに関する用語、うまく使えてますか?
ホームページ制作会社との打ち合わせで知らない単語を言われたり、よくわからない単語をあやふやなまま使っていたりしませんか?
一般企業やお店の方がホームページ制作で関わることの多い「WEB用語」。
すべてのWEB用語を完璧に知っている!という人は、実際にWEB業界で働いている筆者も会ったことがありません。難解な横文字も多く、「その単語とこの単語、ぱっと聞いた感じ同じだけどどう違うの……?」と思うことも多々あります。
とはいえ、大人になると、ビジネス相手が使った言葉を「それどういう意味ですか?」と聞き返すのもなかなか勇気がいるものですよね。
そこで、今回は企業やお店のWEB担当者さんにはぜひ知っておいてほしい、「WEBサイト用語【基礎編】」をお送りします!
WEB用語集 基礎編
WEB
World Wide Webの略称。説明するまでもなく、インターネット上で文書等を閲覧できるシステムのことですね。
「web」というのは英語で「蜘蛛の巣」を意味します。蜘蛛の巣のように複雑に張り巡らされた情報網、「世界に広がる蜘蛛の巣」という意味で「World Wide Web」と名付けられたそう。
ちなみに、1991年8月6日が、世界で初めてWEBサイトが公開された日。そもそもWEBが作られたのは、膨大な研究員を抱える研究所内でデータを共有するためだったんだそうです。
サーバー
利用者(PCやスマートフォンなどの端末)のリクエストに応じて、それに対応したデータを提供するプログラムやコンピューターのこと。
私たちが何らかの方法でホームページにアクセスすると、サーバーからのホームページのデータが端末に提供されます。なにかしらの原因でデータの提供ができなくなることをよく「サーバーダウン」といい、SNSなどで「鯖落ちしてる」なんてネットスラング言葉を目にしたこともあるのではないでしょうか。
ホームページを作る際には、この「サーバー」と下記の「ドメイン」がセットで必要になります。
ドメイン
ドメインは、インターネット上での住所といわれ、「◯◯◯◯.com」や「△△△△.co.jp」などがドメインにあたります。上記のサーバー同様、ホームページを作成する時には必ず必要になるもの。ドメインについて、くわしくは以下の記事をご覧ください↓
ブラウザ
英語の「browse(閲覧する)」という単語が由来の「WEBサイトを閲覧するために使用する」ためのソフトウェアのこと。代表的なものはGoogle ChromeやEdge、Safari、Internet Explorerなど。あなたがこの記事をいま閲覧しているのに使っているのがブラウザです。
各種ブラウザの違いについては以下をご覧ください↓
キャッシュ
ブラウザが一度訪問したホームページの画像等を一時的に保存する仕組みのこと。
二回目以降の訪問時にホームページの表示スピードが上がるための仕組みですが、ホームページ制作の際にはキャッシュの影響で更新が確認できない場合があり、注意が必要です。
キャッシュについて詳しくは以下の記事をご覧ください↓
検索エンジン
Google(グーグル)やYahoo!(ヤフー)など、インターネット上のコンテンツを探すサービスのこと。普段は目的の情報を集めることに使う検索エンジンですが、企業やお店のホームページを制作するとなると、いかに検索エンジンに上位表示させるか、うまく付き合っていくかというもっと奥深くまで見ることになります。(以下のSEO、SEMにも関わります)
URL
Uniform Resource Locatorの略。
ドメインに「http://」や 「https://」をつけたもので、インターネットでの文書や画像などの場所を指し示すものです。一般的に「ホームページアドレス」と呼ばれるものがURLで、ホームページの住所となります。
IPアドレス
Internet Protocol Address(インターネット プロトコル アドレス)の略。
インターネット上での識別番号となり、膨大なユーザーの中から通信先を識別するために使われます。プロバイダと契約をした時点で割り当てられる「グローバルIPアドレス」(多くの場合は1会社・1件に1つ)と、ルーターが各端末を識別するための「ローカルIPアドレス(プライベートIPアドレス)」(1つのPCやスマホに1つ)があります。
SSL
インターネット上で送受信する情報を暗号化する仕組みのこと。
URLの頭部分が「https://」になっていればSSL化されているホームページとなります。(SSL化されていないホームページは「http://」)
現在ではホームページのSSL化を行っていないとブラウザによって「保護されていない通信」と警告表示されてしまうこともあり、特に企業やお店のホームページはSSL化が必須とされています。
SEO
Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略。検索エンジンのオーガニック検索(自然検索)でホームページへの訪問を増やすために調整を行うこと。
検索エンジンで上位表示させるために対策を行うことを「SEO対策」と言い、SEO対策が成功しているサイトは広告を表示させずにホームページの効果を最大限に高めることができるため、企業やお店のホームページを運営する際には必須の知識となります。
詳しくはこちらをご覧ください↓
SEM
Search Engine Marketingの略で、検索エンジン上でおこなうマーケティングの総称。
SEMの中に、「SEO対策」と、検索エンジンに対して広告費用を支払って上部に表示しやすくさせる「リスティング広告」が含まれています。
EC
Electronic Commerceの略。
インターネット上でものやサービスを売買することを指し、WEBショップなどは「ECサイト」と呼ばれます。店舗を持たずにショップを運営できるため、特にコロナ禍において新規参入が続々と増えています。
レスポンシブデザイン
PC、タブレット、スマートフォン等、あらゆる端末から快適に閲覧できるWEBデザインのこと。
昔はPCとモバイル用にそれぞれのWEBデザインを作っていましたが、現在は画面サイズが多岐にわたるデバイスが増えたため、デバイス幅に合わせて柔軟にデザインを調整するレスポンシブデザインが主流になっています。SEO対策の面でも、レスポンシブデザインであることが基本とされています。
HTML
Hyper Text Markup Languageの略。
ホームページを作るために必要なマークアップ言語のひとつ。現在はHTML5のバージョンが主流です。WEB制作者は「知っていて当たり前」の基礎になりますので、自分でホームページを作りたい、制作会社につくってもらったホームページのhtmlソースを自分で編集していきたい、と考えている方はぜひ学んでいた方がよい言語です。
CSS
Cascading Style Sheetsの略。
HTMLで作ったホームページの内容を、装飾するための言語がCSSです。現在はCSS3のバージョンが主流。サイズや色、位置など、私たちの目に見えているホームページの装飾のほとんどはCSSで記述されています。
Javascript
HTMLやCSSなどと組み合わせて、ホームページ上で何かを動かすためのプログラムのこと。ポップアップを行ったり、画像の拡大縮小を行うために使用したりと、できることは多岐にわたります。
CMS
Contents Management Systemの略で、ホームページのテキストや画像データ、プログラムなどをより効率よく管理できるシステムのこと。
最もシェアが高いものは「Wordpress」で、テンプレートを使用したりすれば、管理画面上で簡単な更新作業ならHTMLやPHPの知識がなくても行えることが魅力です。
制作会社に依頼すれば、オリジナルデザインのホームぺージをCMSで作成することができるため、中小企業~大規模企業まで、幅広い業種でCMSが利用されています。
WordPress
上記で解説したCMSのうちのひとつ。世界でのシェアが最も高く、簡単なブログのようなものであればすぐに作ることができます。テンプレート(Wordpressテーマ)を活用すれば、プログラムの知識がない人も管理画面でカスタマイズすることでホームページが制作できるため、オリジナリティよりも低価格であることを重視したい場合には、ホームページ制作を行う際のひとつの選択肢になります。
アクセス解析
ホームページを訪問した人がいつ、どこから、何人いるのかなどを把握するために行うのが「アクセス解析」。アクセス解析ツールを使用することで、自社のホームページを分析し、対策を行うことができます。Googleが提供しているGoogleアナリティクスが最も有名で、訪問者数だけでなく平均滞在時間やユーザーの年齢・性別・関心事項などあらゆる解析を確認することができます。
まとめ
さて、今回はWEBサイト用語集【基礎編】をお送りしました!
ホームページの制作を考えている方、企業のホームページ担当に抜擢された方、まずは第一歩として、今回出てきた単語を覚えてみてくださいね。