【初心者向け】とっても大事なサジェストキーワード【SEO対策】
ホームページ制作の際、或いはブログを書く際、どのように内容を決めたら良いでしょうか?
美しい文章にすることも大切だと思いますが、特にビジネスで活用するオウンドメディアであれば、ユーザーがどのような内容に興味を持っているかをきちんと把握しておく必要があります。
検索に引っ掛からなくては、ある意味どんなに美しい文章も、情緒のある内容も無意味だとも言えます。
そこで大事なのが「サジェストキーワード」。
サジェストキーワードは「ユーザーの情報ニーズ」を把握する上で、とても有効な手がかりとなります。
1)サジェストとは
サジェストとは「予測変換」のこと。
皆さんも何度も見ていると思いますが、下の画像の様に検索窓にキーワードを入力すると自動で色々な入力候補が出てきますよね?
この機能のことを「サジェスト機能」と呼び、自動で表示されるキーワードを「サジェストキーワード」といいます
2)サジェストキーワードが表示される条件
サジェスト機能は入力補助ツールとしてとても便利なものです。
では、どのような条件でサジェストキーワードが表示されているのでしょうか?
これを理解していくと、ホームページやブログのSEO対策に非常に役に立つツールであることがわかってきます。
サジェストキーワードが表示される条件の一つが、
「検索回数が多い、多くの人が検索しているキーワード」であること。
先ほどの「脱毛」の検索キーワードでは「英語」「器」「クリーム」などが検索ボリュームが多いことがわかります。つまりSEO対策的には、ユーザーはこれらのキーワードに興味があり、これらのキーワードを意識して内容を決めることが有効となります。
また、サジェストキーワードは全ての地域で同じものが結果が表示されるというわけではありません。サジェストキーワードは「地域と言語」に基づいた結果が生成されます。ではここでもう一つ下の画像を見て下さい。「きん」と検索窓に入力するとこのような検索候補が出てきました。上の「脱毛」と、この「きん」の画像を見てみるとサジェストキーワード候補に「熊本」がありますね。これは私が熊本にいながらこの記事を書いているからです。また、人気漫画の「キングダム」(私は騰が好きです)やキンプリなどの人気アイドルに加えて、コロナウイルスの影響で「緊急事態宣言」なども候補に上がります。
サジェストがある種のトレンドも反映していることがわかります。
世代としては嬉しいのですが、キン肉マンはちょっとわかりません…
※私はロビンマスクとアシュラマンが好きです。アシュラマンの顔がマスクだったのは子供頃の私もビックリでした。
3)サジェスト汚染
前述の通りサジェストキーワードは「検索ボリュームが多い・検索している人が多い」キーワードが表示されますので、時にはネガティブなキーワードばかりが並ぶことがあります。
例えばある企業で過労死の疑いがあったとします。
この場合、企業名+「ブラック」「パワハラ」「犯罪」などの検索が多くなると、サジェストにもこれらのキーワードが表示されることになります。この様にネガティブなキーワードばかり表示されることを「サジェスト汚染」と呼びます。殆どの場合、皆さんには関係ないことだとは思いますが、一度サジェスト汚染されてしまうと私の経験上(因みに私のことじゃないですよ!)かなり長期間汚染状態が続きます。気をつけたいですね。
4)サジェストをコンテンツに活かす
他にも、サジェストキーワードは話題や人気が急上昇しているものを表示させる特徴があります。因みに今日(2020年8月16日)現在、「鬼」と入力すると全て「鬼滅の刃」関連のサジェストが表示されますね。前述のことと併せても、サジェストに表示されるキーワードは多くの検索ユーザーの関心が高いキーワードであることがわかります。これらのサジェストキーワードをコンテンツに反映させることで、ユーザーにとって有益なコンテンツが作りやすくなります。ただ、それぞれのサイトには、それぞれ本来のコンバージョン目的やターゲティングがありますので、その全てが正しいわけではありませんが、ユーザーにとって有益なコンテンツづくりの一つの方法といえます。
本来のホームページの目的に合わせて、商品やサービスの「強み」を意識しながら、このサジェストキーワードをサイトに盛り込んでいくことで、よりユーザーにとって便利なサイト設計が可能となるでしょう。