【5分で読む】オウンドメディアって何?【WEB基礎知識】

皆さん「オウンドメディア」って知っていますか?

なんとなく聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思いますが、実際「オウンドメディア」が具体的にどういったものか分からないという方が大半ではないでしょうか。

ご自分でビジネスを運営されている方や、企業のWEB担当者または広告担当者の方、よく分からないWEB用語が多くて大変だと思いますが絶対に知っておいた方がいいことなので、ほんの少しだけこの記事にお付き合いください。

1)オウンドメディアの定義

まずは「オウンドメディアって何か?」という所から。

取り敢えずこの項で、そもそも「オウンドメディアとは何を指すものか」ということは解説していますので、言葉の意味のみ知りたい方は一旦この項まで読んで貰えば大丈夫です。

1-1)トリプルメディア

「トリプルメディア」とはユーザーが接触するメディアを「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」の3つに分けたものです。今回はオウンドメディアの記事ですので、簡単に残りの2つをご説明します。

「ペイド(paid)メディア」
ペイドメディアとは企業が費用を払って広告を掲載する従来型のメディアのこと。主に、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌のマス4媒体やWEB広告がこれに分類されます。
不特定多数の消費者の目に留まる場所で情報発信や宣伝を行うことができる反面、費用が高額でユーザーのライフスタイルや情報収集手段の多様化で以前のような効果が期待できなくなってきています。

「アーンド(Earned=獲得する)メディア」
アーンドメディアは「信頼を獲得する」といった目的を持つメディアのこと。主にフェイスブックやTwitter、InstagramなどのSNSと同義としても使われていますが、簡単にいうと口コミや評判で獲得したメディア露出のこと。ある商品を調べる際に参考にするSNSでのコメントであったり、ポジティブなメディア取材がこれにあたります。

1-2)オウンドメディアって何

では、本題の「オウンド(owned)メディア」。
簡単にいうと、ホームページやブログ等の媒体のことを指し、具体的には宣伝主体みずからがコントロールすることが可能なメディアのことです。「ホームページとかブログなら持ってる(やってる)よ!」という方も多いかもしれないですね。そうなんです。オウンドメディアは結構皆さん普段から関わっているんです。

「オウンドメディアとは自社(宣伝主体)のホームページやブログ」などのこと。
第一部?はここまで。次はオウンドメディアについて掘り下げていきます。

2)オウンドメディアの目的

オウンドメディアが自社(宣伝主体)のホームページやブログのことなら、
「今更なんでそんなことを改めて知る必要があるの?」という疑問もあるかと思います。なので、ここからは前述のペイドメディア・アーンドメディアとの関係、WEBマーケティングとの関係にフォーカスしながらオウンドメディアの目的についてご紹介していきます。

2-1)オウンドメディアが注目される理由

オウンドメディアが今注目されいる理由はいくつか考えられます。
まず、ユーザーの情報収集手段の多様化。多様化する情報収集手段の中で、ほぼ全てのユーザーにとって共通の情報収集手段である「検索」に唯一対応していること。
そしてSNSを中心とするユーザー中心の情報流通が一般化している中で、広告主体が企業のブランドイメージや世界観などの情報をコントロールできる機会を持てることです。
他にも、Googleの検索アルゴリズムの変化により、コンテンツの価値が持つ検索順位への影響が大きくなったことなどがあります。

2-2)オウンドメディアとコンテンツマーケティング

オウンドメディアを理解する上で、少し混同しがちなのがコンテンツマーケティング(コンテンツSEO)。この2つの違いを説明すると、オウンドメディアはホームページやブログなどの媒体(プラットフォーム)自体のことを指し、でコンテンツマーケティングはそれを利用して行う手法(戦略)です。ちなみにコンテンツマーケティングにはWEB以外の媒体も含まれます。コンテンツSEOはその中でオウンドメディアを利用したSEO対策のことです。ちょっと分かりにくいですが、これも大事なポイントです。

詳しくはこちらの記事「【SEO対策】基本のコンテンツSEO【ホームページ集客】|オーガニック検索流入を増加させよう」も合わせてご覧ください。

2-3)オウンドメディアの目的

オウンドメディアの目的は大きく分けて2つ。

一つが自らの商品やサービスをユーザーに知ってもらうためのファーストコンタクトの場所としての機能。もう一つが、ホームページでは伝えきれない商品やサービス、或いは仕事への情熱やスタッフの人柄だったりをコンテンツとしてユーザーに伝える機能です。そして、コンタクトした潜在顧客を顧客化していくことが目的となります。

前者ならペイドメディア、後者はSNSなどのアーンドメディアも同様の機能を持っていますが、それぞれオウンドメディアとの大きな違いは、ペイドメディアは出稿した媒体を見るユーザーにしかコンタクトすることできず、アーンドメディアは媒体の特性上、情報が古くなると基本的に見てもらえる機会がグンと減ります。

つまりオウンドメディアは検索エンジンを介することで、ペイドメディアでカバーしきれなかったユーザーをカバーし、発信したコンテンツにいつでもふれることができる環境を作ることができるのです。

3)オウンドメディアについてさらに知る

ここまで「オウンドメディアとは何か?」「オウンドメディアの目的とは何か?」について説明してきましたが、さらにオウンドメディアのことについて具体的にふれていきます。

3-1)オウンドメディアは「資産」

オウンドメディアは「資産」です。ペイドメディアは、ある分野においては絶大な効力を発揮することもありますが、一過性の情報発信手段です。広告出稿を取りやめてしまえば、それ以上ユーザーに情報を発信することはできません。反面、オウンドメディアでの情報発信は、WEB上からそのコンテンツを意図的に消してしまわない限り永遠にユーザーに情報を発信し続けることができます。

3-2)オウンドメディアの強みと弱み

オウンドメディアは永続して効果が得られるメディアであること、ペイドメディアやアーンドメディアがカバーしきれない部分を埋めることができるメディアです。一見、弱みという弱みはないように感じますが、WEBという特性、オーガニック検索によるコンタクトという特性上、効果が保証されるものでなく、メディア自体を育てるのに時間がかかることが弱みと言えます。

3-3)オウンドメディアでできること

オウンドメディアをうまく育てることができれば、広告費を削減できる可能性が高まります。また、ユーザーに対して機能性や価格訴求だけではない別の価値の提供を実現することも可能です。SNSとの連携でブランドイメージや雰囲気作りをより強く行うこともできるでしょう。

4)まとめ

ここまでオウンドメディアについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
言葉のみの意味だと、ホームページやブログなどのコンテンツのことですが、広告宣伝活動の中での役割を同時に考えるととても大事なことだと分かります。
つまり、持っているだけではダメで、オウンドメディアをどう活用していくか。或いはペイドメディア・アーンドメディアとどう組み合わせていくがが重要です。

私たちWEBRUではホームページ制作以外にも、オウンドメディアの成長に必要なBLOG記事ライティングなどコンテンツSEOも行っております。WEB以外の広告も運営会社の有限会社テイク・シー(Takec inc.)で可能です。どうぞお気軽にご相談ください!