【WEB担当者必見】キャッシュってなに?ホームページ制作に必須のキャッシュ削除について簡単解説

最近はホームページを閲覧するときに「Cookieの使用」に同意を求めるWEBサイトが増えましたよね。「キャッシュっていったいなに?」と感じている方も、上記のようなCookieの文言は見たことがあるのではないでしょうか。

キャッシュとCookieは、ざっくり言ってしまえば「似たようなもの」なんです。

さて、今回は「キャッシュってなに?」という疑問について、簡単解説していきます!

キャッシュとは「ブラウザに一時保存されたデータ」のこと

まずは結論から。

キャッシュとは「ブラウザに一時保存されたデータのこと」です。

ブラウザというのは、世界で圧倒的なシェアを誇るGoogle Chromeや、Apple標準のSafari、古くから親しまれてきたInternet Explorer、Microsoft Edgeなど様々な「インターネット」を見るためのツールですね。

ブラウザというものは、人が快適に閲覧できるように「ホームページを早く表示させよう」と努力します。その努力として、「ホームページ内の画像やデータを自分のブラウザに一時保管」することによって、「2回目以降のホームページ閲覧時の表示をもっと早くする」ことができるのです。

このブラウザによる努力というか気遣いというか……が「キャッシュ」というわけです。

ブラウザはGoogle Chromeがベスト!

ちなみに……ブラウザについてはくわしくまたの機会にお話ししたいなと思いますが、

ホームページ制作を行うことを検討している、またはすでに行動に移しているお店や企業のWEB担当者さんにおすすめのブラウザは断然Google Chromeです。Androidでは標準ブラウザになっているのですでに使っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、「まだIEを愛用している」という方がもしいらっしゃるなら、今すぐChromeに変えることをお勧めします。

なぜホームページ制作にキャッシュの知識が必要なのか

さて、キャッシュとはなんぞやというのはわかりましたね。

ではなぜホームページを制作するお店や企業の担当者さんに、キャッシュの知識がなければならないのかというのをご説明したいと思います。

キャッシュによって「更新が確認できない」

ホームページ上のデータを一時保管してくれる便利な「キャッシュ」ですが、データを保管してくれるが故の弊害があります。

それが、「ホームページのデータを更新したのに新しいデータを表示してくれない」ということ。

画像データやスタイルシートのデータは変わっているのにも関わらず、ブラウザは自分が保存しているキャッシュを優先的に表示させることにより、「保存している古いデータ」をそのまま表示してしまうことがあります。

もしもあなたが今ホームページ制作をどこかの制作会社に依頼していて「キャッシュを削除してから更新をご確認ください」と言われて検索し、このページにたどり着いてきたのであれば、まさにそれが私の言いたいことの全てです。

キャッシュについての知識がないと、ホームページ制作会社とお客様との間に、

「ホームページを更新したって言われたから確認したのに、なにも変わってないんだけど…」

という状況が生まれてしまうんですね。

これ、ホームページ制作のお仕事をしていると絶対にあることなので、弊社のお客様にはまず「キャッシュの削除をお願いします」というのを必ずお伝えしています。

キャッシュを削除する方法

上記のような場合を避けるためには「キャッシュの削除」を行う必要があります。

PCやスマートフォンの空き容量を増やすのにも使う方法なので、ご存知の方もいるかもしれませんが、代表的なブラウザでのキャッシュ削除の方法を以下でご説明していきます。

まず試してほしいスーパーリロード

毎回キャッシュを削除するのは面倒なので、「データが更新されてないよ」という時のために、キャッシュを読み込まずに、最新のデータを読み込むスーパーリロードという方法を覚えておきましょう。

Windowsの場合
ctrlキー+F5

Macの場合
Commandキー+R

これですべて解決!…となればいいのですが、そうもいかない場合がありますので、一旦上記のスーパーリロードを試してみてもダメなら、キャッシュ削除を行います。

Google Chrome(PC)

・方法その1
Google Chrome画面の右上にある「・・・」が縦並びになっているボタンをクリック。
「その他のツール」→「閲覧履歴データを消去」
「閲覧履歴データを消去する」というウインドウが開く→「キャッシュされた画像とファイル」を選択し「データを消去」

・方法その2(オススメ)
ツールバーの「表示」→「開発/管理」→「デベロッパーツール」
(WindowsならShift+command+I/MacならCommand+option+I/またはF12でも開きます)
左上の更新ボタン(丸い矢印)を長押し→「キャッシュの消去とハード再読み込み」

Google Chrome(スマートフォンアプリ)

・Androidの場合
Google Chromeアプリを開く→画面右上の「…」アイコンをタップ
「履歴」→「閲覧データを削除」→期間を設定(全期間でOK)→「Cookieとサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」をチェック→「データを消去」

・iPhone/iPadの場合
Google Chromeアプリを開く→画面右上の「…」アイコンをタップ
「履歴」→「閲覧データを削除」→「Cookie、サイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」のチェックが入っているか確認→「閲覧履歴を削除」

Safari(Mac)

Safariの上部メニューバーの「Safari」→「環境設定」→「詳細」
「メニューバーに開発メニューを表示」をチェック
→上部メニューバーに「開発」が表示される→「開発」→「キャッシュを空にする」

またはcommand+option+E

Safari(iPhone/iPad)

iPhone/iPadのホーム画面にある「設定」→「Safari」→「履歴とWEBサイトデータを消去」

Microsoft Edge(Windows 10)

Microsoft Edgeを開き、画面右上の「…」アイコンをクリック→「設定」
→「プライバシー、検索、サービス」→画面を下にスクロールし、「閲覧データをクリア」の中の「クリアするデータの選択」をクリック
「時間の範囲」をすべての期間に設定→「キャッシュされた画像とファイル」をチェック
→今すぐクリア

上記以外のブラウザをご利用の方は、「◯◯◯(ブラウザ名) キャッシュ削除」で検索してみてくださいね。

エラー・バグを疑う前にまずキャッシュ削除!

さて、今回は「キャッシュ」についてお話してきましたがいかがだったでしょうか。

ホームページ制作を進める中で、制作会社にデータの確認を求められたら、まずキャッシュ削除をしてから閲覧してみることをお勧めします。基本的にはどの制作会社もキャッシュについての説明はしてくれることと思いますが、

「あれ、変わってない…あの人が変え忘れてるのかな?」「うーんまたデータが変わってない…これってバグ?」なんて余計な心配をしなくても済むように、「キャッシュの削除」については覚えておいていただけるときっと役に立ちますよ!

それでは、また次の「簡単解説」でお会いしましょう!

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