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リスティング広告講座【Google広告 初級編④】

このページはリスティング広告の主流、「Google広告」をこれから勉強したい人向けの解説のページです。前回・前々回の「リスティング広告講座【Google広告 初級編】」ではGoogle広告の特徴について簡単に説明しました。

さて、このGoogle広告、今まではどちらかと言うと「いい所・優れている点」をクローズアップしてきました。では、「デメリット」や「劣る点」は全くないのでしょうか?今回はその辺りに少し触れたいと思います。

1)インターネットを利用しない層にアプローチできない

これは当たり前の話でGoogle広告に限った話ではないのですが、WEBにおける広告施策は全般的にインターネットを利用しない層にはアプローチできません。

どういう層か?そう、一番わかりやすいのは「高齢者層」になりますね。高齢者向けの商材の場合であれば、テレビ、ラジオなどのなどのマス媒体やチラシやDM等のオフラインの広告施策の方が向いているケースも多々あります。
また、考え方をちょっと変えて、広告の配信ターゲットを「高齢者本人」ではなく、その周りにいる「家族層」「介護層」などに切り替えることで広告の効果を狙うという手段もあります。ケースによって柔軟な考え方をする必要があります。

2)検索の総ボリュームには限界がある

Google広告は「欲しいもの」や「調べたいこと」が明確な人(=顕在層)を主としてターゲットにすることに特化した広告です。顕在層の検索ユーザーが使用するキーワードは「具体的なキーワード」を使う傾向が強くなります。当然のことながら、具体的なキーワードになればなるほど、検索ボリュームは少なくなります。

つまり、「事業をスケール(成長)させる」という目的がある場合には、顕在そう以外の層に向けた施策はリスティング広告以外の別のアプローチを取る必要があります。これはリスティング広告のデメリットと言えるかもしれません。

3)PDCAサイクルを回しながら運用する必要がある

Google広告は「運用型広告」と言われるカテゴリの広告になります。運用型広告とは「広告を配信したらそれで終わり」ではなく、適時に配信後の効果測定をを行い、検証し、改善する「運用」を行うことで効果を上げていくタイプの広告です。

各種の設定項目がかなり自由度が高いというメリットの裏返しに、本当に高い広告効果を追求するには入札戦略の変更、入札単価の調整、除外キーワードの設定、広告文や広告のリンク先などのABテスト…など改善のための検証の連続になります。

掲載結果をしっかり確認し、「こうすればもっと良くなるのではないか?」という仮説を立てながら、PDCAサイクルを回していくことができるかどうかが、高い成果を生み出せるかどうかを左右します。

時間がない人や得意ではないと言う人には、時間と工数がかかるという意味でデメリットになるでしょう。

4)もちろん規模に応じた費用がかかる

自然検索(オーガニックサーチ)とは異なり、Google広告で自社の広告を上部表示するにはお金がかかります。

Google広告はCPC(クリック課金)なので、広告の露出を増やせば増やすほどクリック数も増え、それに応じて費用が増大します。

予算も少ないのに、うっかり見込みの薄いビッグキーワード(検索される頻度の多いキーワード)を登録した状態だと、予算をあっという間に消費してしまうことすら起こりかねます。

自然検索は時間は掛かりますが、的確なSEO対策を行ったり、良質なコンテンツを日々蓄積していくことで無料でも上位表示を狙い続けることができますが、Google広告では広告を配信して、その広告がクリックされ続ける限りはずっと費用発生します。

そのため、WEBの成長戦略としては、即効性のあるGoogle広告と長期的に取り組み、WEBページを資産化できるオーガニック強化(SEO対策)の両方を進めていくことをおすすめします。

5)機能のアップデートに合わせて設定や知識のアップデートが運用側には必要

Google広告を運用する場合に問題になりがちなのが、運用改善のためのPDCAサイクルを回すレベルの運用力がなかったり、PDCAのための時間や工数を取れないことです。

ここに追い討ちをかけることがあるのが「Google広告のアップデート」。新しい機能が追加されたり、逆に今まで使えていた機能が廃止されたりすることがあります。しかも、気づかないうちに(苦笑)

極端な場合、管理画面の見た目から変わる時がありますし、機能や設定項目の廃止に伴い、キャンペーンや広告、ターゲティングの設定を変更せざるをえない時も稀に起こります。これもメリットの裏返しとしてのデメリットと言えます。

6)今回のまとめ

今回はGoogle広告の劣っている点、デメリットを説明してみました。
デメリットなどと書いてはいますが、上に挙げた点は基本的に「何らかのメリットの裏返し」です。完全なデメリットと言えば費用がかかることくらいでしょう。

清濁合わせ飲んでも、という表現が的確かはわかりませんが、Google広告には広告を出稿するだけの価値は十分にあるものと思います。